谷戸の水の管理 日時 2015/7/27(月) 11:00〜13:30 晴 場所 生田緑地 谷戸の湿地、上の田圃 参加者 岩田臣生 7/26(日)の里山の自然学校の折に水が涸れかけているように思われたので、水の管理をしておくことにしました。 ハンノキ林から湿地への水は流れていました。 竹林側から湿地への水は木道下の2ヶ所の穴から漏れ出ていましたので、これを塞いで、湿地に入るようにしました。 湿地の1段目に入った所で、アキノタムラソウに止まって動かないスジグロシロチョウがいました。 近づいてみると、真っ白いアズチグモ♀に捕えられていることが分かりました。 湿地1段目の水は2段目に落ちるパイプの直ぐ側まで来て、穴に消えていました。 そこで、この穴を塞ぎましたが、なかなか水位が増しません。 どうも途中から、どこかに漏れ出しているようですが、穴の場所はよく分かりません。 水路沿いの草刈をしないと場所の特定は困難な様子ですので、8月中旬以降の作業にしました。 水辺の植物は元気な様子です。 湿地2段目から3段目に移る場所でも、設置した竹パイプではない穴から水が抜けていましたので、これを塞ぎました。 なかなか人の思うようにはなりません。 オオシオカラトンボ♂が縄張り争いをしていますが、シオカラトンボと異なり、激しくぶつかることはありません。 今日は風がありません。 全身汗まみれで、メガネも曇ってしまい、動きがあやしくなったところで湿地を出て休憩しました。 上の田圃に移動しました。 田圃への導水路の水量自体が非常に少なくなっていました。 仕方なく沢に入りました。 降雨時に小さな洪水があったようで堰が壊れていましたので、堆積していた泥を移動して流れを調整しました。 水路の流れは木道下付近は問題ありませんでした。 そこから田圃までも大きな問題はありませんでした。 田圃の上の段から下の段に移る部分の堰の土嚢が1つ流されていました。 前回は小さな洪水によるものだと思いましたが、今では、哺乳類、多分アライグマか、タヌキが、アメリカザリガニを探して、土嚢をどけたのではないかと想像しています。 新たに土嚢を二つつくり、堰を高くしました。 これで水面が広がるでしょう。 柿の木の下の木陰で休憩してから帰途につきましたが、生田緑地整備事務所に戻るまでに2回も休憩してしまいました。 |
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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation