生田緑地の谷戸の自然保全活動
<モニ1000>水環境調査



モニ1000) 水環境調査
日時 2014/7/16(水) 10:00〜12:30 晴
場所 生田緑地稲目谷戸
参加者 岩田臣生



10:12〜10:25 K ヨシ原の池 
池までの道はヨシやカサスゲの茂みに覆われていました。
水中にはアメリカザリガニとシュレーゲルアオガエルの幼生がいます。

10:26〜10:47 B 谷戸末端の階段下の水流
計測用パイプには水が流れていませんでした。 漏水して迂回している流れを止めると、僅かに流れ始めました。 それでも、0.106L/sec でした。
泥の中に、カワニナとオニヤンマのヤゴがいました。 水面にはアメンボの幼虫がいました。


A 下の田圃裏の水流は今月も調査を休みます。
ホタルの国のホタルの出現地になってしまいましたので、念のため、近づかないようにすることにしました。

10:56〜11:08 H 上の田圃への導水路
ホトケドジョウ、アメンボ、オオシオカラトンボがいました。

11:20〜11:32 G 湿地3段目の池
水は入っていますが流量は少なくなっています。
水中にはシュレーゲルアオガエルの幼生とアメリカザリガニがいました。
ハンノキの葉にミドリシジミが止まっていました。
湿地の上空20〜30mのところに数匹のオニヤンマが群れていました。

特定の植物の保護のための草取りを行いました。 依怙贔屓な特別扱いです?
やっと好みの棲息環境が少し分かってきましたが、その環境をつくるためには手間がかかります。 肥料こそ与えませんが、かなりガーデニングに近いことをしているような気がしてなりません。
土壌を攪乱する時期によっては、周囲の外の植物の繁茂を抑えられることが分かりました。
土壌は水を十分含んでいなければ駄目ですが、水深は無い方が良さそうです。
試行錯誤の繰り返しを楽しんでいます。


アシナガバエの仲間やシマバエの仲間など、小さなハエ目昆虫があちこちにいました。


12:03〜12:12 C ハンノキ林上の池
調査を続けました。
ニイニイゼミの鳴き声が大きく聞こえます。オオシオカラトンボ♂が縄張りを主張していました。




2014年7月16日 調査結果
調査地点 開始時刻終了時刻 気温℃水温℃ 透視度cmPH 流量 L/sec.
K(ヨシ原の池) 10:1210:25 27.625.2 126.7 BTB
B(中央水路末端) 10:2610:47 28.220.5 707.0 BTB 0.106
A(下の田圃裏)
H(上の田圃への導水路) 10:5611:08 27.620.3 457.3 BTB 0.185
G(湿地再生地の池) 11:2011:32 31.524.0 306.8 BTB
C(ハンノキ林上の池) 12:0312:12 29.020.5 456.6 BTB





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