生田緑地の谷戸の自然保全活動



ホタル・ランタンづくりとヨシ刈り
日時 2014/6/9(月) 9:30〜15:30 曇
場所 生田緑地 稲目谷戸
参加者 岩田臣生

ホタルの国の準備の一つ、ホタル・ランタンづくりを行いました。
例年だと、前年使用したもので、まだ使えそうなものは、そのまま使い、使えない所だけを新しくするのですが、 生田緑地運営共同事業体(生田緑地の指定管理者)がモウソウチクの伐り出しを行ってくれました。 竹林から伐り出して、設置場所まで運ぶ作業が力仕事で大変なことなのです。
お蔭で、活動としては、設置場所に置いてあるモウソウチクに、懐中電灯をセットする窓を開けて、設置するだけで済みました。 この窓づくりは、竹の太さや節間長などに応じて考えなければならない作業で、効率優先では難しいところです。
一応、ホタル・ランタンづくりは昼には終えることができましたので、午後は下の田圃周辺のヨシ刈りを行うことにしました。 これも、ホタルの国の準備の一つです。

雨の影響で水流の流量は増えていました。
そのためかどうかは分かりませんが、今まで、谷戸の中では滅多に見ないセキレイ類が数羽見られました。 久し振りに、キセキレイもいました。
5日から続いた雨のせいか、強い風が吹いたのか、ヨシが倒れて木道にかかっていました。


これらのヨシを木道から2m程度の範囲について除伐しました。
遠くにホトトギスの声が、近くにコジュケイの声が聞こえます。
下の田圃には、シオカラトンボ♂、オオシオカラトンボ♂、クロスジギンヤンマが来ていました。
ヨシの茂みの中には、やはり、シュレーゲルアオガエル、ヒゲナガハナノミ、カメムシ類幼虫などが、オオミゾソバの葉上には、ヒメギスや大きなイオウイロハシリグモがいました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation