水辺保全 日時 2014/2/27(木) 10:00〜12:00 霧雨 場所 生田緑地湿地 参加者 岩田臣生、岩田芳美 今日は水田ビオトープ班の5人が参加してアズマネザサ刈りなどの活動を予定していましたが、雨のため中止にしました。 しかし、他にも約束があって生田緑地には行かなければならなかったので、少し活動することにしました。 雨は、殆んど気にならないような霧雨でした。 水辺の活動は、このぐらいの雨の降る時の方が生物に与える負荷が小さいと思っています。 また、一人の方が活動しやすいことでもあります。ただ、泥だらけになることを覚悟しなければなりません。 活動は、ハンノキ林のすぐ下(北側)で、私たちが湿地と呼んでいる場所で行いました。 ここは、昔は谷戸の一番奥の田圃だったところです。 狩野川台風によって生田緑地の各所で土砂崩れがあり、田圃も土砂で埋まってしまったことから、元の地主さんは田圃の継続を諦めて畑に転用するための努力をしていました。 このため、田圃状の水域、水辺、湿地に再生することは容易ではなく、9年経っても未だ満足できる状態になりません。 ただ、植物の生命力は素晴らしく、かつては田圃があったことを語るかのように様々な湿地性の植物が見られるようにはなりました。 年1回ぐらいの攪乱で保全できるようにならないかと思いながら活動していますが、湧水量が安定しないこともあり、まだまだ模索が続いています。 今回は昨秋に一度掘っておいた湿地1段目の水路に少し手を入れることにしました。 竹林内からウグイスの声が聞こえましたが、少ししてからガビチョウの声が聞こえだしました。 ウグイスではなかったのかも知れません。 土の中からはケラが何匹も出てきましたが、眠りから覚めていない様子で、逃げようともしません。 |
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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation