生田緑地の谷戸の自然保全活動



水辺や湿地の保全活動、籾干し
日時 2013/10/28(月) 10:30〜14:30 晴
場所 生田緑地稲目谷戸、生田緑地整備事務所裏
参加者 岩田臣生、岩田芳美

2度目の籾干しをしました。
籾を広げている間は番をしておかなければなりません。 芳美はイネワラを刻みながら、これを行いました。


岩田は湿地を明るくするための活動を行いました。
湿地1段目の竹林側はヤマグワなどが大きく繁ってきて、周囲が暗くなったのか、ハンノキの樹勢が弱ってきたように感じました。 また、ヤマグワやヨシも気になりました。
そこで、今秋は少し大きな攪乱を行うことを考えています。
手始めは、園路から入り難いように残しておいたヤマグワなどを除伐し、イヌツゲの枯枝などを落とし、ウツギを伐採し、周辺のヨシ、ヤマグワ、ススキなどを刈り取りました。
驚いたのはヤブカラシで、根元が1cm程の太さになっていました。

茂みの下からミスジマイマイが出てきました。


途中、毎日のように生田緑地に来ている野鳥班の平賀さんが通りましたが、通り過ぎて間もなく、大きな叫び声があがりました。 「ヘビだ!岩田さん、ヘビがいた!」
後で写真を送ってもらいましたが、アオダイショウの幼蛇でした。
幼蛇には、出会う機会が少ないので、直ぐに判断できないことが多いのですが、斑紋がマムシに似ていて、細いことからアオダイショウだと思われます。



この日の作業を終えようとしてから水の状態を調べたら、またしても湿地に入った所の穴から水が抜けていて、湿地内には流れていませんでした。 これを補修してから整備事務所裏に戻り、お弁当を食べました。
それから、田圃の水の状態を調べに、また谷戸に降りました。

上の田圃の導水路は木道下のパイプの入口に落葉が詰まって、水が溢れ出ていました。 これは、手で詰まっていたものを取り除いただけで問題は解消されました。

木道上から見ると、下の田圃は水が循環していないように見えました。
奥に回ると、案の定、水が入ってきていません。
水の取り入れ口を塞いでいたものを取り除いて問題解決です。

木道にはアキアカネが数匹、休んでいました。
日当たりの柵にはキタテハが秋の陽光を受けて、翅を広げていました。


籾摺り
日時 2013/10/28(月) 14:40〜15:40 晴
場所 生田緑地 生田緑地整備事務所裏
参加者 岩田臣生、岩田芳美

籾の乾き具合を見て、籾摺りを済ませることにしました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation