連携調査 日時 2013/9/27(金) 14:00〜15:30 晴 場所 さいわい夢ひろば 参加者 さいわい夢ひろば(江崎佳章)、岩田臣生、岩田芳美、佐藤登喜子 さいわい夢ひろば植物調査の第2回目です。 私たちの調査のために草刈をしないで待っていたと聞いて、大師河原の帰りに寄りました。 現地には、さいわい夢ひろば友の会の江崎さんが来てくれました。 まず相談のあった植物から調べましたが、ヤブツルアズキでした。 実をつけているものもありました。 ヤブツルアズキはマメ科ササゲ属の1年草です。 「県内では県央、湘南、三浦などに分布するが少ない。母種は栽培されるアズキで、その野生化したものとも、アズキが本種を栽培化したものともいわれる。」 と神植誌2001にはあります。 市内の記録は麻生区と中原区のみで、幸区は初記録です。 一緒に広場を歩いて調査しました。 ここは市街地の中で、目新しい植物は無いだろうと思っていましたが、幸区の標本が少なくて抜けていたものが多いことが分かり、殆んど、手当たり次第に採集することとなりました。 どうせ草刈りをするのだからと言われたので、甘えさせていただきました。 ここでも、オオニシキソウが咲いていました。 オオニシキソウはトウダイグサ科の1年草で、1904年頃に帰化した北米原産の帰化植物です。 「県内では市街地から郊外にかけて普通に見られる。」と神植誌2001にあります。実際、先日の黒川調査でも見られました。 ナヨクサフジがあちこちに咲いていました。 ナヨクサフジはマメ科ソラマメ属の1年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物です。 ウスバキトンボが珍しくススキに止まって休んでいました。 アキアカネも飛んでいました。 最も普通に見られるアカトンボです。 カヤツリグサ科のハマスゲが沢山見られました。 イチゴツナギ科のネズミノオも、この程度だと良い感じの草地に思えます。 背景に高層ビルがみえます。新川崎の土地柄です。 何が何か分からない写真になっていますが、カゼクサが群落をつくっている場所もありました。 アレチヌスビトハギが点々と広がっていて、江崎さんは抜きながらの調査となりました。 アレチヌスビトハギは北米原産の帰化植物で、草刈をしても太い地下茎から直ぐに芽を出します。 小さくても、しっかり実をつけていました。 実はひっつき虫となって分布を広げます。 侵略的外来生物の一つだと思っています。 急な活動だったにも関わらず、お茶を用意してくれていましたので、一服してから帰りました。 |
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation