生田緑地の谷戸の自然保全活動




萌芽更新地区のアズマネザサ刈り

日時 2013/2/20(水) 10:00〜12:00 晴
場所 生田緑地 萌芽更新地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三

今年の萌芽更新地区のアズマネザサ刈りは里山倶楽部の活動を含めて3回目になります。
萌芽更新地区の中央部については1〜2年に1回は手を入れている所です。 この区域については、萌芽更新地区として管理することを市民部会で話し合い、植生管理協議会で決めています。
ムラサキシキブ、ウグイスカズラ、ゴンズイなどの実生も育ち始めました。 林床が明るくなっていることの証だと思います。
実は、この区域の下の方に1本、萌芽更新中のコナラがあります。 2年程前の活動時に誰かが間違えて伐採したものと思います。
これが育つようなら、斜面の下の方から少しずつ伐採しても、萌芽更新が可能なのではないかと考えています。

斜面下方に向けたアズマネザサ刈りの範囲を広げました。


斜面下のデッキに面した斜面のアズマネザサ刈りを行いました。
ジイソブの枯れたツルがアズマネザサや実生木に絡みついています。 アズマネザサを刈ると、タチツボスミレがいくつも顔を出しましたが、勾配が急なのに、落葉層が厚く積もっていました。


斜面上方の園路沿いには、園路から落されたのか、落葉層が厚くなっていました。 落葉かきが必要なことは分かっていますが、セシウムに汚染された落葉を集めてしまうことは適切ではありません。 落葉かきは、できるだけ表面の新しい落葉だけを集めなければいけないので、簡単にはいきません。


2月9日に落枝を片付けて、アズマネザサを刈ったピクニック広場下の草地には、アオジ、シロハラ、キジバトが来ていました。
シロハラは慌てて逃げようとはしません。 数m先の園路上に出てきて、それから、ゆっくり反対側のアズマネザサの茂みに入って行きました。

生田緑地の谷戸の自然保全活動のメインページへ

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation