生田緑地の谷戸の自然保全活動


特定の植物の保護のための下草刈り
日時 2013/1/21(月) 10:00〜12:30 晴
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生、岩田芳美、城本法子、鈴木潤三

特定の植物の保護のためにアズマネザサやシダなどを刈り取る活動を行いました。
南向きの斜面なので雪は殆んど消えていました。 この日はポカポカと暖かく、作業ははかどりました。
日本民家園からは大きな音が絶え間なく響いてきました。 休園日ということで、騒音を気にせずに工事をしているようです。
併せて、雪で折れた樹木なども片付けました。 崖上のアズマネザサも時期をみて刈りたいと思いますが、それ以上に斜面下側に伸び出している小径のシラカシなどが気になります。 手を入れるべきことは沢山ありますが、生物への影響を考えて、少しずつ、時間をかけて進めたいと思います。


帰り道、植生管理協議会に諮られていない工事が雑木林の斜面で行われていて驚かされました。
様々な主体が勝手に植生管理を行っていると、結果的に、自然が守れなくなる可能性があります。 それを回避するためにも、植生管理計画を決めて、生田緑地全体を考えた植生管理を進めることを、生田緑地では、選択していると思っていました。
今、設置に向けて準備が進められている生田緑地マネージメント会議準備会市民活動団体会議の過程では、 その植生管理計画に対して行政としても責任を持つものとして行政計画にすることが決まりつつあります。 そして、これは行政も同様に遵守すべきものであるというコンセンサスが得られていると考えていました。
こうした流れの中で、合議による植生管理計画に位置付けることなく、密かに工事を実施してしまうというのは、一体、どういうことなのか理解できません。
しかも、現地の工事案内看板には、その内容も期間の表示もありませんでした。
工事なら植生管理計画は守らなくていい、○○は植生管理計画を超越している、ということはないはず.....です。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation