生田緑地の谷戸の自然保全活動




草刈り
日時 2012/12/19(水) 10:00〜12:30 曇、6℃
場所 生田緑地 ピクニック広場
参加者 岩田臣生、岩田芳美、城本法子、鈴木潤三

ピクニック広場の草地の草刈りを行いました。
今春、草地を広げるためにミズキなどを伐採した部分には切株からの萌芽が伸長し、数々の実生も伸びていました。 アズマネザサも育っていました。 繁茂に任せた草は殆んど種子を落としたと思われました。 まだ残っている種子は地面に落としておけばいいだろうと判断しました。

目的の活動を始める前に、倉庫からイネワラを出して、竹籠に刻みながら入れて、1回だけ田圃に運び入れました。


植物班がモニ1000の植物相調査にやってきました。

まだ種子をつけているものもありましたが、その場で種子はたたき落して、草刈りを行いました。 切株からの萌芽や実生は除伐しました。

下草刈りをしている直ぐ近くの低いアズマネザサの茂みの中にクロジ?が来ていました。





タイワンリス調査
日時 2012/12/19(水) 13:30〜15:00 曇、6℃
場所 生田緑地 ビジターセンター〜青少年科学館〜県の木見本園〜菖蒲池〜野鳥の森上〜つつじ山
調査者 林 典子(森林総合研究所)、繁田真由美(調査会社)、津田朋香(同左)
     堀内(青少年科学館)
参加者 岩田臣生、岩田芳美、雛倉正人

今秋、何人もの野鳥ファンからタイワンリスを目撃したという情報が入るようになりました。 生田緑地にも、ついにタイワンリスが侵入してきたということで、目撃情報を集めています。 青少年科学館の堀内さんが情報集めに協力してくれています。 まずは、生田緑地のどこで、どんな生活をしているのかを突き止める必要があると考えています。
そんな中、昆虫班の雛倉さんから、げっ歯類を専門分野とする研究者が生田緑地のタイワンリスの調査をしたいという申出があったとの連絡がありました。 まだ、タイワンリスの情報は十分ではありませんでしたが、折角の申出でもあります。 他の生物への影響がない範囲であれば問題ないと思いましたので、調査して戴きました。 勿論、調査に同行させてもらい、専門家の調査方法を勉強させていただきました。

まずは、目撃情報の多い県の木見本園を見ましたが痕跡を見つけることはできませんでした。
それから、菖蒲池〜野鳥の森の上部〜つつじ山〜奥の池と見て歩きました。
その結果、タイワンリスの巣が見つかりました。 しかし、タイワンリスはいくつもの巣を使って生活しているそうです。 高い樹上のことで、中にいるかどうかは分からないという事でした。
また、樹木の材に潜む虫を捕食したと思われる痕跡も見つかりました。
ゴルフ場内に定着している可能性もあるので調べてみたいというご意見も頂戴しました。

生田緑地の谷戸の自然保全活動のメインページへ

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation