モニ1000)哺乳類調査定点カメラ回収
日時 2012/8/30(木) 11:30〜13:30 晴、33℃
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生
生田緑地8月期の哺乳類調査の定点カメラを回収しました。
11:40 地点 V
12:20 地点 O
13:10 地点 B
撮影されたタヌキは疥癬に罹患して、毛を失ってしまった個体ばかりでした。
この状態は、いつまで続くのでしょうか。
生田緑地内でのネコへの餌やりがもたらした悲劇です。
人為によってもたらされた事態です。
人為による解決が考えられても良いのではないかと思ってしまいます。
定点カメラのケースの中には様々な生物が入り込みます。
一つのカメラケースの中には、カネタタキ♀が2匹入っていましたが、そのうちの1個体は触覚がありませんでした。(左)
別のカメラケースにはウスグモスズが5〜6匹集まっていました。
ウスグモスズは、東京で初めて見つかって、Metiochodes genji (Furukawa, 1970) と学名がつけられたのですが、
「外来種であろう。」と北海道大学出版会発行、日本直翅類学会編 バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑には記載されています。
でも、外来種であるという根拠は示されていません。
原産地どころか、国外の分布についても不明です。
不思議ですね。(右)
8月は里山倶楽部Aが休みなので、定点カメラを皆伐更新地区にも設置していました。
その期間に、コナラとサクラの大枝が折れて、皆伐更新地区への道を塞いでいました。
これは、9月1日の里山倶楽部Aの時に片付けようと思います。
飯室山北地区のキツネノカミソリの状態を観察しました。
既に、半分は実になっていましたが、広がり状態は申し分ありません。
林床の明るさは、この程度でいいと思います。
ヒサカキの純林状態だった急斜面のヒサカキを伐採した地区は、3年目の夏を迎えましたが、小さな草が所々に見られるものの、所謂、夏草の繁茂は見られません。
草本の埋土種子が発芽できるだけの明るさがないのか、種子が生き残っていなかったのか、その辺は分かりません。
林床の草の葉の上にヤマトシリアゲの夏型♂がいました。
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