生田緑地の谷戸の自然保全活動




湿地のチゴザサ刈りなど
日時 2012/7/13(金) 10:30〜14:50 曇、29℃
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生、岩田芳美

湿地を再生するときに目標とした植物1種は思惑通り復活しましたが、土が柔らかくなるにつれてチゴザサが繁茂し、復活した植物が負けてしまいそうになったため、 毎年4回ぐらいのチゴザサ刈りをしています。 この日は、今年2回目のチゴザサ刈りを行いました。
再生・保全活動を始めて9年目になる今年は、土が柔らかくなったことから水域を広げることができました。
その結果、また新たに復活してきた植物が数種ありました。 しかも、そのうちの1種は、当初の湿地再生目標の2番目の植物でしたので、9年目にしてやっと再生目標を達成したことになります。
最初に復活した植物は、漸く、株を増やせる自信がついたことから、木道から近い水辺に少し移植して、この谷戸を訪れる来園者にも楽しんでもらうことを試みたいと思っています。 新たな環境を気に入ってくれれば、木道からも花を楽しめるでしょう。
問題は、同じ状態(環境)を維持することが難しいことです。 水の管理や、強い植物の管理(選択的草刈など)を怠りなく行うことなのですが、保護すべき生物が増えるにつれて、作業のために足を入れる場所にも悩むようになっています。 水田ビオトープ班の班員でも、ここの生物を見分けられるようにならないと入れることができません。



岩田芳美はカナムグラの駆除を行いました。
そのせいか、翅の傷みのないキタテハが飛んできて、手に止まったりして、汗を吸っていました。
キタテハ

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation