生田緑地の谷戸の自然保全活動



下の田圃の田起こし
日時 2012/4/5(木) 10:00〜13:00 晴 
場所 生田緑地 下の田圃
参加者 岩田臣生

下の田圃は、昨年は半分を田圃雑草のために使っていました。 田圃雑草の根はしっかり残っていて、放置しておくと陸地化してしまいます。
保護したい田圃雑草と、ある程度いじめておかないととんでもないことになる田圃雑草がありますから、 既に発芽した芽を確認しながら、ある程度、田圃としての状態に維持することにしました。
畦や、夏期の生物の避難場所としての水路部分などの手入れも必要な状態になっていましたが、 それは次回以降の活動にさせてもらいました。
下の田圃に入る活動は、皆が嫌がる活動で、心の準備が必要なのです。 下の田圃の全域を1回で済ませたいと思いました。
隣地のYさんがヨシ刈りに出ていましたが、その応援も今日は勘弁してもらいました。
この田圃は深い湿田で、水を止めていても、長靴の高さギリギリで、たった一歩移動するのも簡単にはいかないのです。
途中で、市総合企画局公園緑地まちづくり調整室の荻原さんが、鈴木室長の異動したことを伝えに、新室長と一緒に来られましたが、 田圃から上がるのが容易ではなく、田圃の中から挨拶しただけで済ませて戴きました。

既に、シュレーゲルアオガエルが鳴き始めていました。
田圃の中には、ホトケドジョウ、ヤゴ(シオカラトンボ型)、アメリカザリガニ(4〜6cm×10匹)がいました。
キタテハ、テングチョウのほか、キチョウ、スジグロシロチョウが飛ぶようになりました。
田圃の周囲に芽生えたミゾソバの芽には、ツリアブが来ていました。



谷戸合流部のカナムグラ、オオブタクサ駆除
日時 2012/4/5(木) 10:00〜12:30 晴 
場所 生田緑地 谷戸合流部の草地
参加者 岩田芳美、金子文隆、城本法子

野鳥の隠れ家として冬の間残していたオギやジュズダマの枯れた藪を刈り取りました。辺りにはオギの新芽が伸び始めていました。
枯れたオギの刈り取り作業と並行して、発芽して本葉が出始めたばかりのカナムグラやオオブタクサを抜き取りました。

まだ、水温が低いのか、アズマヒキガエルのオタマジャクシは集まって、ジッとしていました。
気になったのは、沢山いたはずの木道側には殆どいなくなっていたことです。

湿地にはミゾソバの芽が一面に広がっています。

早くも、オオブタクサが芽を出しました。



観察会下見、植物保護のためのササ刈り
日時 2012/4/5(木) 14:00〜16:00 晴 
場所 生田緑地 
参加者 岩田臣生、岩田芳美

4月8日(日)の生田緑地観察会“谷戸の自然”のための下見を行いました。
ヨシ原から科学館までに出会えそうな動植物を探して歩きました。
途中ベンチの上に土足で上がっている人がいたので注意しましたが、「ここは公園だからいいんだ。余計なお世話だ。」という答えが返ってきました。 いい年をした大人の言動とは思えず、驚かされました。

観察会当日は、丁度お花見の見頃に当たると思われ、来園者も多いと思われますが、その中で、地面を観察していくことになりそうです。
クスノキの辻から科学館周辺は除草もされていて、春に花の見られる雑草が見当たりませんでした。

一通り調べてから、周辺のポイントも観察しました。
年1回程度の保護活動をしている場所にも行き、状態を確認し、気になったアズマネザサなどを刈り取る活動もしました。
成果が上がっているようです。保護活動の対象区域を広げたいと思いました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation