生田緑地の谷戸の自然保全活動


公益財団法人東京動物園協会の生田緑地見学の案内
日時 2011/12/9(金) 13:00〜16:10 曇 6℃
場所 生田緑地 公園管理事務所会議室と稲目谷戸
東京動物園協会(東京都多摩動物公園 教育普及課昆虫園飼育展示係 杉田 務、橋本浩史、渡辺良平) 
参加者 岩田臣生、岩田芳美、小泉恵佑

先月、東京都多摩動物公園の昆虫園飼育展示係の杉田さんから生田緑地の谷戸の水辺の生物の棲息環境保全について見学したいとの申出を頂戴しました。 大場信義先生がゲンジボタルとスジグロボタルの両方が棲息する環境の事例として生田緑地を紹介してくれたとのことでした。
私たちは、大場先生から教えられた「取り返しの付く範囲で、やってみて、考える」を基本に活動してきました。 まだまだ、生物の棲息環境の保全方法についての方程式を明らかにするところまでは至っていません。 昆虫の専門家を案内するなどおこがましいのですが、大場先生がご紹介してくれたことには応えたいと思い、お引き受けしました。

今夏から公園管理事務所の会議室が使えるようになりましたので、ここに来ていただいて、 30分程、調査団と生田緑地の概要について説明してから谷戸へ降りました。
生田緑地は、コナラやクヌギの黄葉が彩りを添える季節を迎えていて、雨に濡れた風情もまた格別でした。

私たちが再生・保全している水流や水溜まりを案内し、現地の環境を見てもらって、そこにおける具体的な活動を説明させてもらいました。
公園管理事務所に戻ってから生田緑地の補足説明を行ない、また多摩動物公園の抱えている課題についての話も伺い、若干の意見交換を行いました。
気がつくと16時になっていて、慌てて終了としましたが、今後、良い交流ができるといいなと思いました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation