生田緑地の谷戸の自然保全活動


注意札設置、稲の倒伏防止、オオブタクサ駆除
日時 2011/8/22(月)12:00〜16:00 曇
場所 生田緑地上の田圃
参加者 岩田臣生、岩田芳美

前回(8/19)の帰り道に萌芽更新地区下の落葉溜めに ブルーシートがかけられ、立入禁止の札がつけられていましたが、 今日は更にコーンで囲われていました。
市内平間公園のプール隣接地の落葉などを集め置く場所で高い放射線量が検出されたことから市内にある落葉溜めについて放射線量の調査をするように 川崎市に対して要望が出されたようです。
それにしても、管理状況も確認しないで落葉溜めの全てを対象にし、安全が確認されるまでブルーシートで覆って立入禁止にするというのは驚きです。 私たちは、そんな危険な場所で活動しているのかと恐くなってしまいます。 この落葉溜めは少なくとも原発事故以降、落葉を集めて入れるという行為はしていませんので、落葉溜めも、雑木林の中も、草地も、 汚染されているとすれば、どこも同じではないかと思うからです。
もし、ここで基準を超える放射線が計測されるようであれば、落葉溜めに限らず、生田緑地全体、否、 市域全域について外出禁止措置をとらなければならない状態だということになるかも知れません。 勿論、土壌のPH値によって放射性物質の吸着量は異なるようですが、過剰反応であることを祈ります。


前回(8/19)および里山の自然学校(8/21)に確認したハンノキ林地区の樹木が折られていた件について、注意の札をつけさせてもらうことにしました。
水田ビオトープ班が折って、汚らしく放置していると思われるのは心外です。 比較的太い樹木3本に札をつけて、暫くは、放置された枝を片付けずにおいて、注意を喚起したいと考えています。 見苦しい景観ですが、勘弁してください。


今日の活動目的は倒れかかったイネを数本ずつ縛って、倒れないようにすることです。
田圃に入ると、イネには様々な生物がいました。 サビキコリの仲間、クロコノマチョウの幼虫、イナゴ、 コカマキリ、クモ、それからヤゴの脱殻もありました。


概ね、作業を終えてから、谷戸合流部のオオブタクサの駆除を行いました。 もう開花して、花粉を撒き散らしていました。
カナムグラがマントのように他の植物を覆っています。 マユミの実が少し色付き始めていました。
オオブタクサ

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation