生田緑地の谷戸の自然保全活動
ホタル・ガイド・ボランティア3日目
日時 2011/6/19(日)19:00〜21:00 曇
場所 生田緑地ホタルの国
参加者 岩田臣生、岩田芳美、佐々木キヨ子、辰澤延夫、水上 健

やっと天気が回復して待ちかねた人たちが訪れたようです。900人程度が来園したと思われます。
ホタルも19時25分頃から光り始め、40分頃には数を増し、20時前後には下の田圃周辺で13、梅畑で1、湿地で2、竹林で2、ハンノキ林で9(この時は人も溢れて、 木道は渋滞し、交通整理に追われて調査どころではありませんでした。ある人の情報では15でした。)、合計27でした。


懐中電灯などの灯の問題
・最近の懐中電灯は明るくて、ピクニック広場から降りてくる人がつけるライトがハンノキ林内でホタルを観賞している人には迷惑な状態になっている。
・点けている人は1割程度。
・始めから点けていなければ点けなくても歩けると話す人が何人もいた。
・懐中電灯などはホタルの国のなかだけでなく、階段の所から禁止にしてほしいという来園者の声があった。
・特に、子どもが持っているライトは問題で、他の子どもに注意されるということがあった。
・ハンノキ林内の階段で懐中電灯を使っている人がいた。4人グループの2人が点けていて、注意したら、年寄りだからいいだろうと反論してきた。
・そういう人は毎年1〜2人いる。
・光る靴を履いている子がいた。
・携帯電話を使っている人がいた。(全員の情報を集めると20人ぐらいになった。)
・何か分からないが光っているものを持っている人がいた。何か分からないので,注意できなかった。
・稲目町会から竹林を抜けてくる人が懐中電灯を点けている。ホタルを観賞している人には迷惑である。
近隣からの光
・下の田圃周辺でホタルが観られるが、マンションからの光が眩しくて何とかならないのかという声が聞かれた。
電子蚊取
・電子蚊取をつけている人がいた。(他のボランティアの情報も加えると5人)
木道から落ちる
・ハンノキ林内の木道から落ちた人がいた。男性4人のグループの1人。
木道が滑る
・濡れた木道で滑ってしまった人がいた。特に、微妙に傾斜している所が危ない。
木道の渋滞
・ホタルを観にきているわけだから、ホタルが見えたら立ち止まるのは止むを得ない。 2重、3重に止まると完全に動けなくなって、歩きたい人も歩けなくなる。 8時前後が出現のピークという情報が普及してきて、入国者も集中してきているようだ。
ホタルを間違える
・外灯などの灯をホタルだと思ってしまう人がまだいた。
・水流に反射する光りをホタルだと思っている人がいた。
・はがれた蓄光目印が地面に落ちているのを見て、ホタルだと思っている人がいた。
撮影
・ビデオで撮影している人がいた。

・専修大学から楽器演奏の音が聞こえてこないので静かだった。
・コオロギの仲間の声と時折、シュレーゲルアオガエルの声が聞かれた。
感想など
・ホタルの出現は漸く、楽しめる数になってきた。
・入国者数は800人ぐらいと思われるが、ボランティア5人でよくやれた。
・里山の自然学校の卒業生が何人か入国していた。

生田緑地の谷戸の自然保全活動のメインページへ

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation