生田緑地の谷戸の自然保全活動

田圃周辺の水の管理とアメリカザリガニ駆除


日時 2010/12/6(月)10:00〜14:30 晴
場所 生田緑地 
参加者 岩田臣生、岩田芳美

田圃に落葉を入れる前にアメリカザリガニの駆除をしておくことにしました。
生田緑地の紅葉ポイントの紅葉の盛期を過ぎましたが、雑木林の黄葉は所々に輝きを残しています。
先週末の雨は洪水を起こしていたようで、生田緑地の水流は至る所、土砂が溜まって流れを変えたところ、洗われたように水底を露わにしているところ、 昔の流れが復活したところなど様相が随分変わっていました。
谷戸は静かになりました ハリギリの黄葉です シジュウカラが群れをつくって 大型の野鳥の足跡がありました
上の田圃への導水路は完全に土砂で埋まり、水は止まっていました。 田圃の水は非常に少なくなっていました。 アメリカザリガニは少なくなった水域に集まっていますから採集するには好都合です。 水を入れる前に、ある程度アメリカザリガニを採集してしまうことにしました。
手網を入れると小さなアメリカザリガニとマメゲンゴロウが掬えました。マメゲンゴロウは随分増えました。環境が気に入ったようです。
オニヤンマのヤゴもいました。 田圃に入れる水を温めるために、また逆に田圃の水温が高くなった時に生物が逃げ込めるためにつくった水路の部分です。 オニヤンマは、ヤゴの時は流水に生息しているトンボです。こんな緩い流れも水流として認識してくれたようです。 大きさの異なる2匹が見つかりました。
また、クロセンブリの幼虫、ホトケドジョウ、ミズムシ、ミズアブの幼虫なども見つかりました。
野鳥の声も賑やかで、お昼を食べながら楽しませてもらいました。 シジュウカラが梅畑に群れで飛んできて、暫く遊んでいました。
ある程度採集したところで、導水路の土砂を取り除き、水を引き入れました。
水路の土砂も浚渫し、田圃の畦に沿って溜まった土砂を堀り取りました。
溜まった泥を堀りあげました
この日採集したアメリカザリガニは 980匹でした。


帰り道、中央園路の少し手前で多磨区道路公園センターの山口さんと会いました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation