生田緑地の谷戸の自然保全活動


梅畑周辺の草刈り
日時 2010/11/24(水)10:00〜12:00 晴
場所 生田緑地 梅畑周辺
参加者 岩田臣生、岩田芳美、城本法子、水津龍耶

今日は谷戸の梅畑周辺の草刈りをしました。
テーブルベンチが配置されている梅畑の広場には、コブナグサやオオバコが広がっていました。
オオバコは子どもたちが草相撲で遊ぶことが予想されたので、この辺の草刈りはしていませんでした。
ところが、コブナグサの繁茂しているところに入って踏み荒らした人がいて、その後、コブナグサは立ち上がることはありませんでした。 21日は、そこに犬の糞がしてありました。
梅畑の柵の中は夏の間、様々な草が繁茂していたものが枯れだして、景観としては望ましくない状態になっていました。
そこで、草刈りをしておくことにしました。
直接的な生物のための活動ではありませんが、紅葉シーズンの生田緑地を訪れる人たちが心地よく感じられる景観であることも必要だと思います。

ところで、水津さんは今年、昆虫班に入団した大学生ですが、水田ビオトープ班でも活動することになりました。 この日が水田ビオトープ班としての初めての活動です。 生物の棲息環境保全という視点での活動ではありませんでしたが、どの様に感じたでしょうか。


ピクニック広場東側園路の上側崖面の裾刈り
日時 2010/11/24(水)12:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 ピクニック広場東側園路の上側崖面
参加者 岩田臣生、岩田芳美、城本法子、水津龍耶

この崖面には夏にスミレ類の葉は見るものの春に花を見たことがありません。 アズマネザサも伸び始めていましたし、様々な実生も出ていました。
この時期に裾刈りをしたら、春にスミレ類が咲くようになるのではないかというのが、今回の裾刈りの一つの目的です。
市民部会での話し合いはしていませんが、野鳥班の了解が得られたので、この部分のササ刈りを反対する人はいないと判断し、裾刈りをさせてもらうことにしました。
最近、勝手なササ刈りがあちこちで起こっていますので、ここも放置すると誰かに刈られてしまうと思われました。 そうなると、残したいものも刈られてしまいます。
ここにはハンショウヅルが生育していました。今年伸びたツルを刈られてしまうと、来年は花を見ることができません。 園路から手軽に観察できる貴重な存在ですから保護しておきたいと考えました。
ハンショウヅル
ハンショウヅルのツルを残してアズマネザサを刈りましたが、ツルが絡みつけるものがないと花を楽しむことができませんね。 人工的な仕掛けは芳しくありません。何か考えなければいけません。
また、落葉層がかなり厚いことが分かりました。 適度に落葉かきをしてやらないとスミレ類の生育も難しいと思います。 今回は大雑把に掻き落としてみました。 様子をみたいと思います。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation