生田緑地の谷戸の自然保全活動

湿地再生地の保全活動


日時 2010/9/10(金)10:00〜12:00 晴
場所 生田緑地の谷戸
参加者 岩田臣生、岩田芳美、雛倉正人、飯室 健

8日(水)に待望の雨が降りました。台風の雨で、広範囲に大雨洪水警報が出されていましたが、川崎は大雨にはなりませんでした。 それでも、生田緑地には恵みの雨でした。
1ヶ月も涸れていた水流が復活していました。 ゲンジボタルをはじめとする谷戸の水辺の甲虫類はどうなったでしょうか。来年の 4〜7月に結果がでます。
流れ始めた湧水を、干上がってしまった湿地再生地に引き込むことが、今日の活動の目的です。 湿地再生地の生物にとっては最重要課題です。
ハンノキ林上の池付近の枯れたエゴノキが枝を散乱させていました。 その近くにムラサキツバメがいました。
湿地再生地に入ると、ダイミョウセセリオオカマキリがいました。 コバノカモメヅルの花も咲いていました。
水路に溜まった砂泥を少し取り出して、水流をつくりました。 オニヤンマのヤゴが 2匹、泥の中から現れました。
木道のデッキで休憩しました。風が抜けて気持ちのいい場所です。 草地の上を、オニヤンマが数匹飛んでいました。 上空に猛禽が飛んでいましたが、種は分かりませんでした。 ベンチの下にササキリが出てきました。 谷戸の末端まで様子を見に行きました。 木道の両側からミゾソバやヨシが覆い被さろうとしていました。 このヨシも刈っておかなければならないと思いますが、水辺の保全を優先させたいと思います。 湿った泥の中で、水が流れてくるのを待っている生物がいるかも知れないからです。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation