生田緑地の自然の保全

上の田圃の畦の草刈り、施肥、代掻き


日時 2010/5/25(火)10:30〜16:00 晴後曇
場所 生田緑地の上の田圃
参加 岩田臣生

田植えの準備をすることにしました。 少なくとも、上の田圃の畦の草を刈って、施肥を行って、代掻きをしておきたいと思いました。
谷戸へ降りると、アオジョウカイが出ていました。

上の田圃にはシマヘビがいました。動かないので逃げないのかなと思って写真を撮ろうとすると逃げ出しました。
シマヘビが逃げた後に、シュレーゲルアオガエルが出てきました。蛇に睨まれた蛙状態だったようです。 気がつくと、上の田圃に防鳥ネットを張るために昨年立てた竹の支柱にカワセミが止まっていました。 そこから田圃にダイビングを繰り返しています。何か小さいものを獲っているようでした。
畦は前回、少し刈ったのですが、まだまだ、ミヤマシラスゲやイが繁茂していました。

オニスゲの実が成熟してきて見馴れたオニスゲらしくなりました。
このオニスゲが繁茂していたところは刈らずにおきましたが、田植えが始まれば踏まれて、刈っておけば良かったということになるかも知れません。
凄い勢いで、ミヤマシラスゲが繁茂している畦がありましたが、刈りました。 イが繁茂している畦も、刈り取りました。 上の田圃周辺の緑もすっかり濃くなりました。 前日、前々日の雨のおかげで、上の田圃下の池が水を湛えていました。クロスジギンヤンマが水面の直ぐ上を飛び回っていました。 ミイデラゴミムシが出てきました。
畦の草を刈ってから、施肥を行い、代掻きをしました。
上の田圃の上側、2005年に再生した田圃は、すっかり田圃の土になっています。 ホトケドジョウ、シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシ、マメゲンゴロウが逃げまどっています。
上の田圃の下側、2006年度に再生した田圃は、まだ田圃の土になっていません。 昔の田圃が壊されていたところに、田圃を再生したようです。5年目ですが、いっこうに湿田になりません。 それでも、昨年、コナギを余り抜かずにおいたせいか、無数のコナギが芽を出し始めていました。 この作業は腰に来ます。少し残して、この日の活動を終了することにしました。
田植え後に水位をあげるためには、もう一度、堰に手を入れる必要がありそうです。
活動中に見つけたアメリカザリガニは、大2、中5でした。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation