里山の自然学校
第3日目 田植え

【2005/6/18 更新】

日 時 6月18日(土)10:00〜15:00
場 所 生田緑地ホタルの里(川崎市多摩区)
参加者
 1班 潮、飼田、鈴木、田村、山下 (担任)中臣
 2班 大江、島尻、野上  
 3班 片山、神山、永田、政本 (担任)岩田
 4班 岡田、亀谷、金野、原、日野原 (担任)岩田
 かわさき自然調査団からのサポート 佐藤、平川、美馬、山本
                  参加者17名、講師7名
 青少年科学館からのサポート 亀岡、重井
 プールの管理をしている北部公園事務所から 磯部、鈴木

09:50〜10:00 第1〜2回を休んだ参加者(2名)の参加手続を済ませ、全員の手続が完了しました。
10:00〜10:10 青少年科学館で少し話をしてからホタルの里の田圃に向かいました。


10:10〜10:30 ホタルの里へ移動
10:30  上の田圃は4つに分けて、それぞれを各班が自由に、責任を持って田植えから稲刈りまでを行うことにしました。
ジャンケンの結果、木道側から、4班、1班、3班、2班の田圃となりました。
班毎に全員が田圃に入って、横並びになり、田植えをすることにしましたが、直ぐに田圃に入れる子となかなか入れない子がいました。
また、さっさと手際よく植えてしまう子、なかなか植えられない子がおり、面白い光景でした。
それでも、植え出せば速いもので、上の田圃の田植えは間もなく完了しました。

いよいよ田植えです。細かい指導はせずに自由に植えてもらいました。
ぬかるみに足をとられながら、おっかなびっくりのスタートです。


人数が多いと遅い様でも、たちまち終わりました。ちょっと不安な苗も...

上の田圃の次に、下の田圃も子どもたちに任せることにしました。
一つの田圃の田植えを仕上げた自信でしょうか、泥になれたせいでしょうか、深い田圃にも関わらず、どんどん中に入っていきます。
でも、途中で足が抜けなくて立ち往生してしまう子、靴が脱げてしまって探しまわる子、長靴をあきらめて靴下で入る子などもいました。
それでも、奥と中程の2列に、隙間無く子どもたちが並んで、苗を植えていきました。大人の割り込む余地がありません。
結局、春から田植えに向けて準備作業をしてきた者が1株の苗も植えることなく、田植えは終了しました。
泥まみれになって元気に動き回る子どもたちを見ているだけで満足できる田植えでした。

12:00〜13:00 昼食
準備した取水口からバケツなどの容器に湧水を受けて、これで手足を洗い、日差しを避けて柿の木の下でお弁当を食べました。
驚いたことに、お弁当を食べ終わった途端にお腹が空いたと言って来る子もいました。

昼食後の休憩時間は、ホトケドジョウやオタマジャクシ、チョウやトンボを追いかけて、野遊びが始まりました。

午後は、お腹も満たされ、心地よい疲れも出てきましたが、柿の木陰で1時間のワークショップを行いました。
田植えをしながら、どんな生き物に出会ったかを皆に報告してもらいました。
水の中にはホトケドジョウ、シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシがいました。シュレーゲルアオガエルは、親が鳴いていました。アオダイショウを見つけた子もいました。飛んでいるものではキアゲハ(成虫と幼虫)、モンシロチョウ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、クロスジギンヤンマ、ベニカミキリ、種名不明のカミキリ、鳥ではツバメ、カラスなどがあげられました。そうそう土の中からケラも出てきました。子どもたちの生物調査です。
キアゲハの幼虫は大きくて、派手な装いをしていますので人気を集めていました。
前回のヤゴの救出作戦で持ち帰ったヤゴの様子を発表してもらいましたら、7割以上がうまく羽化した様です。中には、羽化したところを鳥に食べられてしまったというドラマチックな報告もありました。

もう一度、少しの時間、田圃周辺で観察会(野遊び)をしてから、青少年科学館に移動して、着替えを済ませ、解散しました。
15:00 解散

  特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation