川崎の野生生物
キク科

ノゲシ属
オニタビラコ属
オニタビラコ
アキノノゲシ属
ニガナ属
ヤブタビラコ属
コウゾリナ属
コウヤボウキ属
コウヤボウキ
ヤナギタンポポ属
アゼトウナ属
センボンヤリ属
タンポポ属
キク亜科オグルマ属
キク亜科オケラ属
キク亜科キツネアザミ属
キク亜科ヤマボクチ属
キク亜科タムラソウ属
キク亜科トウヒレン属
キク亜科アザミ属
キク亜科イズハハコ属
オオアレチノギク
アレチノギク
ヒメムカシヨモギサ
キク亜科カッコウアザミ属
キク亜科ツワブキ属
キク亜科メタカラコウ属
キク亜科ウスベニニガナ属
キク亜科タケダグサ属
キク亜科ベニバナボロギク属
キク亜科ツルハグマ属
キク亜科キオン属
キク亜科コウモリソウ属
キク亜科モミジハグマ属
キク亜科ヤブレガサ属
キク亜科キク属
リュウノウギク
キク亜科ノコギリソウ属
キク亜科センダングサ属
アメリカセンダングサ
キク亜科コゴメギク属
キク亜科コトブキギク属
キク亜科タカサブロウ属
タカサブロウ
アメリカタカサブロウ
キク亜科フキ属
キク亜科ノブキ属
キク亜科マメカツミレ属
キク亜科ガンクビソウ属
キク亜科ハハコグサ属
キク亜科ヤマハハコ属
キク亜科ウスユキソウ属
キク亜科ムカシヨモギ属
キク亜科ショウジョウハグマ属
キク亜科シオン属
シロヨメナ
キク亜科ヨメナ属
キク亜科ミヤマヨメナ属
キク亜科ヨモギ属
キク亜科アキノキリンソウ属
キク亜科ヒヨドリバナ属
ヒヨドリバナ
キク亜科ブタクサ属
オオブタクサ
キク亜科オマモミ属
キク亜科メナモミ属
コメナモミ
キク亜科ハマグルマ属
キク亜科リアトリス属
キク亜科ゴボウ属
キク亜科コウオウソウ属
キク亜科コスモス属
キク亜科コレオプシス属
キク亜科シカギク属
キク亜科キンセンカ属
キク亜科ウサギギク属
キク亜科メランポディウム属
キク亜科ガイラルディア属
キク亜科ヤグルマギク属
キク亜科スケトシア属
キク亜科オオハンゴンソウ属
キク亜科ヒマワリ属
キク亜科ダリア属
キク亜科シュンギク属
キク亜科オグルマ属


アメリカセンダングサ
キク科 センダングサ属
Bidens frondosa
     【要注意外来生物】
北米原産の帰化植物。1920年頃に琵琶湖畔に侵入の記録。本州〜九州に分布。
水辺や湿地を好む。肥沃地に多いが、土壌の種類、乾湿、肥沃度への適応性が大きい。

(写真)2004/9/22、生田緑地、岩田臣生撮影

(写真)2008/9/24、生田緑地、岩田臣生撮影




オオアレチノギク

キク科 イズハハコ属  
明治〜昭和に帰化
南米原産、昭和初期に帰化。路傍、荒地、放棄畑などに生育。
秋に発芽して、ロゼットで越冬。
花/明瞭な舌状花がないので、花弁がないようにみえる。
葉/裏面には短毛が顕著、縁の毛は寝ており、ほとんど毛がないように見える。
全体に灰色を帯びており、緑は鮮やかではない。
主幹が伸びて高さ1.5m以上になる。花はたくさん付くが、全体として円錐型になる。




アレチノギク

キク科 イズハハコ属  
南米原産、明治中期に帰化

秋に発芽して、ロゼットで越冬。

花/舌状花の花弁は短いのでないように見えるが、数は多い。頭花全体は樽型。
葉の縁には荒い毛が生える。葉柄から葉の下半分では長い毛が散開するが、上半分では短く、ねているのでわかりにくくなる。
全体的に鮮緑色であり、毛の間から地が見える。
主幹は高さ50cmほどで止まり、枝がたくさん出て延び、その先に花を咲かせる。




コウヤボウキ

キク科 コウヤボウキ属  
分布 関東以西の本州、四国、九州、中国大陸
環境 乾いた林縁
高さ 60〜100cm
花期 9〜10月


コウヤボウキ花 2008/10/22 生田緑地(岩田臣生)

コウヤボウキ実 2011/2/19 生田緑地(岩田臣生)




ヒメムカシヨモギ
キク科 イズハハコ属  
北米原産、明治時代に帰化


花/小さいが明瞭な舌状花があり、花弁があるように見える。
葉縁には長い毛があるが、両面にはときおり脈上に短い毛があるものの、ほとんど毛がない。
全体に鮮緑色であり、毛の間から地が見える。
主幹が伸びて高さ1.5m以上になる。茎の上部の枝が伸びて花を付けるので、花序全体は散開した感じとなる。




リュウノウギク
キク科 キク属  
日本固有種、花期 10〜11月、高さ 30〜50cm
日当たりの良い崖地を好み、秋遅くに咲く野菊


リュウノウギク花 2018/11/3 生田緑地(岩田臣生)




オオブタクサ
Ambrosia trifida 
キク科 ブタクサ属  要注意外来生物
北アメリカ原産の帰化植物で、1950年代の初期に関東地方から各地に広がり、河川敷とやや多湿な環境を中心に全国に広がった。 葉の形がクワに似ていることからクワモドキとも呼ばれる。
晩夏〜初秋に、長い穂を何本も立ち上げ、上部に雄花、下部に雌花をつける。花粉症の原因植物として嫌われている。


写真/ 2007/9/13 川崎市多摩区生田緑地(岩田臣生)

写真/ オオブタクサの花、岩田臣生撮影




オニタビラコ

Youngia japonica 
キク科 オニタビラコ属


写真/ 2007/4/28 生田緑地(岩田臣生)




コメナモミ
キク科 メナモミ属 Sigesbeckia glabrescens Makino
日本全土の山野に分布.
花期は9〜10月.

コメナモミ 2011/10/13 生田緑地,岩田臣生撮影

■標本 麻生区1996,多摩区1992,宮前区1996,高津区1999




タカサブロウ  史前帰化植物
Eclipta prostrata, E. alba, E. thermalis 
キク科 タカサブロウ属
タカサブロウは、東アジアの湿潤な温帯域に分布していたものが稲作とともに弥生時代初期に渡来した史前帰化植物です。
これは強壮、止血などの薬草として、稲作とともに意識的に移入されたものと考えられているようです。
また、第二次大戦後の植物検疫の行われなかった時期に無意識的に持ち込まれていた第2期の帰化も起こっていたようです。




<アメリカタカサブロウ
帰化植物
Eclipta alba 
キク科 タカサブロウ属
アメリカタカサブロウは、北・中米の湿潤地域および乾燥地域に分布していたものが、第二次大戦後の植物検疫の空白期に大量に流動した物資に混ざって、無意識的に移入されてしまった帰化植物だそうです。
戦争がもたらした植物の伝播の典型例とされています。

生田緑地の谷戸では田圃の周囲にアメリカタカサブロウが生育しているものの個体数の多い種ではありません。 外来種のレッテルを貼らなければならない状態ではないでしょう。



撮影/ 2009/9/29 生田緑地にて、 岩田臣生

参考)大阪府大農学術報51:25〜31,短報 「タカサブロウとアメリカタカサブロウの日本への帰化様式」梅本信也、山口裕文





シロヨメナ

 
キク科 シオン属
花期 8〜11月、本州〜九州の山野に分布


写真/ 2014/10/29 生田緑地にて(岩田臣生)




ヒヨドリバナ
Eupatorium chinense var. oppositifolium 
キク科 ヒヨドリバナ属
花期は8〜10月、林縁の明るい場所に咲く
葉が輪生しない(ヨツバヒヨドリは輪生する)、三裂しない(フジバカマは三裂する)ことに注意

写真/ 2009/8/22 生田緑地にて、岩田臣生撮影




ミズヒマワリ
Gymnocoronis spilanthoides 
キク科ミズヒマワリ属  
【特定外来生物】
中南米原産、オーストラリア、ニュージーランド、台湾に分布。1995年に愛知県豊橋市に帰化が認められ、以後本州各地に分布を広げている。
抽水性( 根が完全に水面下にあり、茎や葉が水中から水面上に伸びる )の多年草
水質浄化用として流通、栽培されている。


撮影/ 2007/9/15(土)、等々力緑地、雛倉正人



特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation