生田緑地観察会“里山の自然”
主催 青少年科学館


日時 2013/7/21(日) 10:00〜12:00 曇時々晴
ガイド講師 水田ビオトープ班 岩田臣生
サポート  事務局 岩田芳美
観察会参加者  25人(大人 20人、子ども 5人)



クヌギの樹液レストランに来ていたスズメバチを観察し、参加した子どもたちにカブトムシがいないことを謝っていたらカブトムシが飛んできました。
参加者は歓声をあげて、へたくそなカブトムシの飛ぶ姿を観察しました。
一人の参加者が帽子で捕まえようとしたら、他の人たちが皆、止めるように注意してくれました。 向かっている先は、この樹液レストランです。 2〜3分も飛ぶ姿を観察させてくれたことに感謝です。 クヌギにたどり着いたカブトムシを欲しがる子はいませんでした。



ハグロトンボがいました。 生田緑地では滅多に見られませんし、ここの谷戸では初めてです。

ハンノキ林上の池ではアメリカザリガニも観察しました。
ウシガエルの餌として輸入した僅かのアメリカザリガニが、これだけ増えてしまったこと、要注意外来生物に指定されていること、この谷戸から駆除し続けていることを話しました。


水路にホトケドジョウが泳いでいました。
そのままの状態で観察していただきました。


この日出会った生物は50種でした。(植物は次の色の花を咲かせているものだけを対象にしています。)

黄〜橙色の花
オトギリソウ
オニユリ(植栽)
ノカンゾウ

青〜紫色の花
クズ
アキノタムラソウ
タマアジサイ
ツユクサ

白い花
ヤマユリ
アベリア(園芸種植栽)
ヤブミョウガ
タケニグサ
セリ
ヒメジョオン(帰化)

ヘビやカエルの仲間
シュレーゲルアオガエル幼生

チョウの仲間
ナガサキアゲハ(南方起源種)
キアゲハ
アゲハチョウ
クロヒカゲ
ベニシジミ
ツバメシジミ
キマダラセセリ
スジグロシロチョウ
キタキチョウ
イチモンジチョウ
コミスジ
アカボシゴマダラ(要注意外来生物)

コウチュウの仲間
カナブン
カブトムシ
クワカミキリ

カメムシの仲間
ニイニイゼミ
ミンミンゼミ
アオバハゴロモ幼虫と成虫
アメンボ

トンボの仲間
オニヤンマ
オオシオカラトンボ
シオカラトンボ
ハグロトンボ

ハチの仲間
オオスズメバチ
オオモンクロベッコウ
キアシナガバチ


メダカ
ホトケドジョウ

水中の昆虫
マメゲンゴロウ

エビやカニの仲間
ヌカエビ
アメリカザリガニ(要注意外来生物)

表を用意していなかった生物
イオウイロハシリグモ
ハナグモ
シオヤアブ
コウヤツリアブ
クサカゲロウ幼虫


特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation