生田緑地自然観察会《冬の谷戸の自然》
主催 川崎市青少年科学館
《平成23年1月9日》


日時 2011年1月9日(日) 10:00〜12:00 晴
ガイド講師 水田ビオトープ班 岩田臣生

冬の観察会「谷戸の自然」です。 青少年科学館前に集合して簡単な説明をしてから出発しました。参加者21名、うち小学生が2名でした。

奥の池は結氷していました。反対側の崖面には小さな氷柱ができていました。「これぞ冬!」の風物です。
ここから階段を昇りました。途中には日本民家園を上から見下ろせる場所があります。
見晴台はかつては人工物の見えない場所でした。

今日の観察会の一つのテーマはフェイスマーク探しです。面白いフェイスマークを探せというミッションを持って観察します。
谷戸へ降りたところで、葉痕の顔探しが本格的にスタートです。 アオキの葉痕は面白い形をしています。
熱心に観察しているので時間が気になります。

ホトトギスの種子が落ちた後の空の実です。ヤマホトトギスと比べている人もいました。 「秋の名残、春の兆し、これぞ冬」を探すこともミッションです。
赤い実...ゴンズイ、ミヤマガマズミの実が残っていました。

クヌギの木肌とコナラの木肌を確認しました。これもミッションとしました。

風で種子散布される冠毛をつけた植物を探すことも2番目の大きなミッションです。 昨秋、飯室山で拾ったガガイモの種子を見せました。冠毛の大きな種子です。

カシワバハグマ、ナガバノコウヤボウキ、ヒヨドリバナなど冠毛を持っていて、風で種子散布される植物を見つけました。

ニワトコの葉痕(フェイスマーク)は大きくてはっきりしています。

ハンノキの仲間は、この季節は直ぐに分かります。 雄花序は既に赤茶色になっていました。

上の田圃の上の草地で春の兆しを探して時間終了となりました。


特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation