【シダ植物班】
【2023/9/23 更新】


シダ植物って知っていますか?
ワラビやウラジロ、スギナ(ツクシ)のように、花は咲かず、胞子でふえる植物です。

川崎市にもシダ植物はあるの? −あります!
2001年〜2015年の調査により、川崎市内で140分類群(117種、3変種、3品種、17雑種)のシダ植物を確認しました。 都市化が進んだ川崎市内でも、森林や水辺が残っているところでは、多くのシダ植物をみることができます。
また川崎市内に生育場所が1〜2カ所しかないか、個体数や群落が少ない希少種(45分類群)の多くも、これらの緑地にかろうじて残っています。


シダ植物班が始まったきっかけ
はじめは、かわさき自然調査団の「植物班」として調査をしていました。 しかしシダ植物が出てくる度に「どれも同じに見える!」「見分け方のポイントが分からない!」と混乱してしまいました。 もっとシダ植物を知りたい、見分け方を学びたいという人たちが、シダ植物に詳しい先生に教わりながら調査をし始めたのが、シダ植物班の始まりです。

シダ植物班の概要 いっしょに活動しませんか
植物に詳しくなくても、シダ植物のことが全く分からなくても、シダ植物に興味・関心がある方なら大歓迎です。 疑問があればどんどん聞いてください。 いっしょにシダ植物を観察、記録しながら川崎にもこんなに素敵な自然があることを広くアピールしていきましょう。

●班員数: (2023年9月現在)6名
●活動日: 原則毎週金曜日 10時〜15時(例外もあり)
●活動場所: かわさき宙と緑の科学館(川崎市青少年科学館)および市内各所
●年間活動日数: 約40日


いままでやってきたこと
・1988(昭和63)年から川崎市内のシダ植物について調べている
・「川崎市のシダ植物相」 川崎市自然環境調査報告書U(1991)
・『神奈川県植物誌2001』への協力
・「川崎市におけるオニヤブソテツ群の分布とその形態特性」自然環境調査報告書X(2003)
・『ガイドブック16 生田緑地のシダ植物』作成(2005)
・「生田緑地におけるシダ植物の分布と地域植物相の解明の意義」自然環境調査報告書Y(2007)
・川崎市におけるシダ植物の分布状況と希少度ランク」 第8次川崎市自然環境調査報告書(2016)
・『神奈川県植物誌2018』への協力


これからやっていきたいこと
●川崎市域のシダ植物相の調査、標本採集、収蔵庫管理。
●生田緑地自然観察会のガイド(年数回)。
●神奈川県植物誌調査会への協力。

 


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