令和 6 年度第 30 回里山倶楽部 芝生広場西地区の常緑樹伐採(3日目) 日 時)2025年3月15日(土) 9:00〜12:00 曇 場 所)生田緑地 芝生広場西地区 参加者)東 陽一、伊澤高行、加登勇司、北川英樹、廣瀬朗子、吉澤正一 事務局)岩田臣生 計 7名 調査団では、2008年に、第2期環境省モニタリングサイト1000里地調査の一般サイトに生田緑地を登録してもらい、 植物班が植物相調査を、野鳥班が鳥類調査を、水田ビオトープ班が哺乳類調査、ホタル調査、水環境調査、人為的インパクト調査の4調査を担当しました。 人為的インパクト調査は、植生調査だったので、2012年に、中央地区の植生調査を実施しました。 その植生調査を行うことにした時の個人的な関心事は、生田緑地の雑木林の遷移が、どの程度進んでいるのかを知ることにありました。 この調査は、生田緑地の土地利用であったり、雑木林については、樹冠の広がりを観察(想像)して、10m四方以上を占有している常緑樹の範囲を記録したりしましたが、 常緑樹の分布や状態を知る手掛かりになりました。 この調査結果は、生田緑地中央地区の雑木林は、大部分が落葉広葉樹林であることを示していましたが、 実際に調査したことで、落葉広葉樹が辛うじて常緑樹に勝っているという場所が多くあると分かりました。 つまり、近い将来、常緑樹林に変わると思われる落葉広葉樹林が多くあることを知りました。 2006年に、生田緑地植生管理協議会の会則を変更して、市民部会という仕組みを導入し、植生管理計画をつくる活動を始めた時に、 生田緑地の雑木林を落葉広葉樹林として保全するか、遷移を進めて、将来的な目標を常緑樹林とするかについて、話し合ったことがありました。 その結果は、落葉広葉樹林を目標に植生管理を行うことが合議されました。 しかし、多くの場所で大きく育っている常緑樹を伐採して、遷移を止めようとする植生管理は積極的に実施されることはありませんでした。 昔は、谷戸の谷底の田畑に面した斜面の樹木は大きくならないように伐採していたと思いますが、 同じ理由を用意して、つまり、上の田圃を明るくするために、隣接する谷壁斜面の常緑樹の伐採を試みることにしました。 ただ、最近は、オオアメンボが田圃で生活していますので、明るい木蔭は残したいと思います。 いろいろと考えて、常緑樹だけを伐採してみることにしました。 第1回は 2/22(土)に、6名で、第2回は 3/1(土)に、4名で活動し、今回は 7名の活動となりました。 この斜面は、今までの里山倶楽部の中でも、最大勾配の斜面だと思いますので、安全第一で、少しずつ進めたいと思います。 ![]() (上図)活動場所図 今までの活動では、幅10mほどの範囲について、アズマネザサ刈り、シラカシ伐採を行ってきました。 斜面の上の方は殆どをシラカシが占めていたのか、皆伐後の裸地のような景色になっていました。 下方には、コナラの大径木があり、樹間に、谷底の梅ノ木広場が良く見えます。 根元の方の太さは径30cm程度あると思われるシラカシが2本ありましたので、今回は2チームに分かれて、この2本を伐採することを提案しました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 活動している場所を横から見ると、急勾配の斜面であることが分かると思います。 そこで、アズマネザサを刈って、活動の邪魔になる細いシラカシを伐採して、材は斜面上端に運んで、片づけます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2本のシラカシ大径木の伐採を目標にした活動が始まったところで、3/11(火)に、上の田圃周辺から観察して、どのように伐採できるかを考えていたシラカシ大径木を 調べに行きました。 次の写真が対象木です。 現在の活動場所から然程遠く離れているわけではありませんので、アズマネザサ刈りと小径木伐採を行って、 開かれた一つの斜面の状態にしてから、この大径木の伐採を考えた方が良さそうです。 ![]() 今回の活動斜面に戻りました。 芝生広場の平面が谷壁斜面に移る屈曲部にいくつかのシュンランがありましたが、そのうちの一つが開花していました。 この場所では、植生管理の活動中に踏みつけられてしまうと思いますが、枯れることはなくて、来年は開花してくれると思います。 ![]() 1チームになって、伐倒のためのロープをセットする活動が始まっていました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 伐倒?しましたが、ツルが繋がった状態でしたので、伐り口が伐り株に載ったままで、地面には落ちていませんでした。 ![]() 一つの原因は、隣接するシラカシ小径木に架かっていたことでしたので、これを伐りました。 ![]() ローププーラーは、斜面上の平坦地の大径木にセットして、牽引しました。 ![]() ![]() まだ完全に切断できていないことが分かり、ツルを切断する活動を行いました。 ![]() ![]() ![]() 伐倒できました。 大木を斜面上に引き上げるために、ローププーラーの場所を変更し、滑車の位置を高くしました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 伐倒したシラカシ大木を引き上げました。 ![]() ![]() ![]() ローププーラーの位置など、そのままの配置では、斜面上の安全な場所まで引き上げることは無理だと判断しました。 そこで、下方を人力で引いて、向きを変えて、安全な場所に置こうとしました。 ![]() ![]() しかし、それでも、重いため、そのままでは無理と判断して、二つに切断しました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2本は伐採したいと思っていましたが、この急斜面での伐採から材の片付けまで含めると時間がかかり、1本しか伐採できませんでした。 しかし、12時を過ぎてしまいましたので、急いで集合写真を撮って、私は先に帰らせていただきました。 里山倶楽部の常連の皆さんなので、道具の手入れを済ませて、解散してくれたと思います。 ![]() 帰りの尾根路、生田緑地整備事務所裏のキブシの蕾が開き始めていました。 ![]() |