里山倶楽部A 第 8 回
【2017/12/3 更新】
皆伐更新地区の植生管理(観察、アズマネザサ刈りなど)
里山倶楽部A

日時 平成29年(2017) 12月 2日(土) 10:00〜14:00 晴
参加  1年目 新井みどり、新井康介、杉本貴子、杉本大知(小4)
     2年目 池上幸一、池上陽子、池上豪一郎(小1)、藤村望美、藤村 渓(小1)、藤村 花(幼児)
        山崎英男、山崎蓮佳(小3)
     3年目 鈴木麻美、鈴木美舟(小6)、鈴木眞一郎(小3)
     4年目 山下まい、山下ねのは(小4)
     5年目 額谷悠夏、山下佳保里、山下真奈美(中1)
     7年目 工藤真貴子
(かわさき自然調査団市民部会事務局) 岩田臣生、岩田芳美         23名

生田緑地の皆伐更新地区は、2010年末に、400uほどのコナラ林を伐採し、翌年発芽したコナラなどの実生を育ててきた場所です。
この実生を育ててコナラ林に再生する活動を行うために始めた活動が「里山倶楽部A」です。
8月を除く、4〜12月の第一土曜日に、只管、自然に生えてきた実生を保護してきました。
実生の成長は 5年を過ぎたあたりから速くなり、適度な樹陰もでき始め、植生管理計画に合議した目標植生の若齢林は達成できる見通しが立ったと考え、 今夏、現地を案内する会を開催し、磯谷達宏・生田緑地自然会議会長をはじめ、関心ある皆さんに観察していただきました。
今後は、若齢林の主役たる樹木だけを優占する管理から、林床植物も含めて、若齢林の生態系として、観察調査も行いながら保全管理を進めたいと考えています。
若齢林の林内と周囲の雑木林との間で、植物相、昆虫相についての差が見られるのかどうかは疑問ですが、可能なら、そんな進め方もあると思います。

今回の里山倶楽部でも、参加者には、アズマネザサ刈りをお願いしました。
皆伐更新地区は、6月に植生管理を行っています。
7〜9月期には、夏草が繁茂していると想像していましたが、既に、雑木林は冬の佇まいとなり、多くの葉は落ち、草本は枯れ、植物の繁茂を感じさせるものは少なく、 残っている木々の葉は黄葉、紅葉して、林内は明るく、伐採・剪定した枝はクスノキ、サンショウなど、僅かなものでした。
特に、サンショウ、イヌザンショウは体が触れる度に痛い思いをするので、適当な高さで伐るようにしました。
サンショウ
樹木の世界では早く大きくなった方が勝つということが、今回の皆伐更新地区でも見られました。
2011年に発芽して、一緒に育ってきた数本のコナラの中の 1本が一際太く育っていました。
1mも離れていない場所で育っていた数本のコナラは伐採しなければならないのかと思っていたのですが、何もしなくても、自然に、大きくなるべきものが大きくなってくれそうです。
里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A
区域の端の方のミズキ?1本の枝先が全てクモの巣に覆われたような状態になっていました。
よく見ると、蛾の巣網で、無数の小さな黒い毛虫が着いていましたが、死んでいるものと思い、それらの枝は伐採しました。
ところが、ケムシは生きていたようで、管理作業中の樹木を上ってきました。
帰宅後、昆虫班蛾グループの皆さんに写真を送って尋ねたところ、こんな季節でも、孵化して、越冬するような蛾は普通にいるようです。
多分、クワゴマダラヒトリの若齢幼虫だろうということになりましたが、生田緑地では害虫として扱われることはありません。
クワゴマダラヒトリ
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区域内では、オオカマキリの卵鞘が数個、観察されました。
里山倶楽部A
地区の周囲のコナラは、伐採当時は上の方にしか枝葉を広げていませんでしたが、 今は、初冬の陽光を受けて、地区内に枝を伸ばし、黄葉を輝かせています。
コナラ
コバノガマズミも紅葉していました。
コバノガマズミ
地区上端部で、お弁当を食べました。
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今年最後の里山倶楽部Aは小春日和に恵まれ、楽しく、一日を過ごすことができました。
皆伐更新地区は更新という段階を抜け出たと思いますので、 今後の里山倶楽部Aとしては、萌芽更新地区の植生管理に多くの時間を充てていきたいと考えています。

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