生田緑地植生管理協議会市民部会
植生管理計画づくりのための現地協議

 


日時 2012/9/11(火) 13:00〜15:00 晴
場所 生田緑地 中央地区南側
参加 (野鳥班)水田茂子、森 佳子、瀧 孔一郎
  (市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美

今年度の市民部会(里山倶楽部B)では、4月に「野鳥の森地区周辺」について、5月に「つつじ山地区周辺」について、植生管理を考え、話し合いました。
そして、その話し合いを基に植生管理計画案を立案しました。
この案は、2012年度秋〜冬期に行う手入れとしてイメージしていますが、もう少し別の角度からの意見も聞いておきたいと思いました。
そこで、スケジュールを調整し、今回、中央地区南側のエリアを一緒に歩きながら、意見交換を行いました。
意見交換では、いくつかの要望があり、また誤解があったことも分かりました。
戴いた意見をもとに植生管理計画案に手を加えて、次回の植生管理協議会に諮りたいと思います。


1) 菖蒲池南斜面
2008年11月に、一面のアオキを除伐した斜面ですが、コナラの実生も育ちません。 明るさが足りないと思われるため、その対策について意見交換しました。

2) 東口駐車場隣接地 植栽の管理について、意見交換を行いました。


3) 野鳥の森のサザンカ並木
枯らさない範囲の剪定について、1本1本確認しながら剪定することで合意しました。
今までも何回か話が出ていますが、現地で話し合って、その場で伐ったり、刈ったりするスタイルの里山倶楽部が、ここでも求められています。


4) 野鳥の森整備時につくられた野鳥の水飲み場
水流が涸れているのか、泥で埋まっているのか分かりませんが、水面が見えませんでした。
ここは、水浴びができる環境を保全した方がいいこと、必要なら、園路との間に茂みをつくってもいいだろうと話し合いました。


5) 常緑樹林化している地区
若い常緑樹を少しずつ除伐することについて意見交換を行いました。


6) 野鳥観察舎
驚いたことに、この野鳥観察舎は全く使っていないことが分かりました。
ヒサカキで覆われた観察舎を気味悪く感じていた人は多いと思います。
この辺りを気持ちのいい場所につくり変えることができそうです。


7) 菖蒲池南谷戸上部
園路沿いのアズマネザサを刈って、野草を楽しめるようにすることについて、意見交換を行いました。


8) 常緑樹林化が進んでいる地区
遷移に任せておくと常緑樹林になってしまいそうです。 そうしない方法について話し合いました。


9) つつじ山
アズマネザサの管理、ヤマツツジの剪定、ユリノキの萌芽、ハナミズキの間伐などについて話し合いました。


10) 科学館裏谷戸
最近、この谷戸で観察される野鳥が減っているという話があり、植生管理との関係などについて話し合いました。


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