生田緑地植生管理協議会市民部会
里山倶楽部A
第A-5回《植生調査、萌芽と実生の保護》を補足する活動


日時 2011/9/8(木)10:30〜14:45 晴
場所 生田緑地 皆伐更新地区
参加 (市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美

9月3日の前山倶楽部Aは天候の関係もあり、萌芽や実生の保護活動を完了させることができませんでしたので、 やり残していた切株や実生周りのアカメガシワやヤマグワの抜き取りを行うことにしました。

枡形山広場を通りかかると疎らな草地にショウリョウバッタ♂、 クルマバッタモドキイボバッタがいました。 丈の低い草が疎らに生える草地はバッタの仲間にとっては快適な場所なのかも知れません。
クルマバッタモドキ イボバッタ
また雑木林の林床にはタマゴタケが出ていました。
タマゴタケ

出会う生き物に秋の訪れを感じながら皆伐更新地区に到着しました。 ここは冬でも天気が良ければ暖かい場所です。 残暑の季節、太陽がまともに照りつけている場所での作業は気が重くなります。

クヌギに比べてコナラの萌芽は成長が良くないと思っていたら、1本だけ大きく成長させている株がありました。 なんと、枯木として樹木調査のリストにも載せなかったコナラです。

ヌカキビの花穂が伸びだしていましたが、これにササキリがいました。
ササキリ
また、ツチイナゴの幼虫もいました。
ツチイナゴの幼虫
チョウの仲間は、アゲハチョウ、ナガサキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、アオスジアゲハ、モンキチョウなどが見られました。 トンボはアキアカネが来ていました。
アキアカネ

何とか切株や実生コナラの周囲のアカメガシワとヤマグワを抜き取りました。 これらを抜き取ると、その下に隠れていた植物が現れますが、9/3(土)の植生調査時には気がつかなかったものが幾つか出てきました。 ユリノキ、フジ、ガガイモ?、シンジュ、ハゼノキ、イヌホオズキなどです。
ユリノキ実生
ガガイモ?
シンジュ
ハゼノキ?
イヌホオズキ

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation