生田緑地植生管理協議会市民部会
里山倶楽部B
第B-4回《萌芽更新地区の植生管理の評価をする》


日時 2011/7/16(土)10:00〜13:00 快晴 32℃
場所 生田緑地萌芽更新地区 A06
参加 大橋 毅、金子文隆、城所葉月、小泉恵佑、佐々木キヨ子、佐藤利奈、白澤光代、前田 宏、藪 哲二
  (多摩区役所道路公園センター)山口泰民
  (市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美

猛暑の中の活動ということで参加者は少ないと考えていました。参加申込みを戴いたのが 5人、申込みなく直接現れたのが 5人でした。 事務局を困らせるのが好きなようです。
公園管理事務所前で集合して、自己紹介を済ませ、萌芽更新地区に向かいました。

萌芽更新地区での最初の課題は、切株周りや実生周りのササ刈りです。
昨年末にササ刈りをした所も、アズマネザサが伸びていました。 そのアズマネザサをかき分けてコナラやクヌギの実生を見つけ、周囲を刈り取りました。
実生の目印に竹を用意したのですが、予想以上に実生が生育していて、足りなくなりました。
2009年11月に伐採したムクノキからは萌芽がみられましたが、 今年1月に伐採したアカシデは萌芽しておらず、ムクノキは伐採されたことを認識していないような小さな葉が出ているだけでした。
クヌギやコナラ、ハンノキなどと比べると著しく異なる様子ですが、切株の周囲の下草刈りはしました。
実生 コナラ実生 実生 実生
アズマネザサの葉にヒメウラナミジャノメが止まっていました。 ジンガサハムシも見られました。

中間の休憩です。

スジグロシロチョウがヒヨドリバナの花に来ていました。

後半は、草本層にどんな植物が生育しているかを調べることにしました。
植物にかなり詳しい人も、コナラすら分からない人も、一緒になって意見交換をしながら進めることで、皆が少しずつ勉強していけるし、楽しいことだと考えました。

この日の植物調べでは80種の植物が確認されました。
今後の植生管理についての意見交換では、当該区域の上空を覆っているハンノキを伐採しようということになりました。 このハンノキは途中から曲がって上空を覆うことになっているので、この曲がっているあたりで伐採すれば下のコナラ・クヌギが育つのではないかと考えました。 この伐採は私たちにはできないので、ここだけは業者にお願いしようということになりました。 また、伐採した時に、下のコナラ、クヌギを折ってしまうことも考えられますが、その時は伐採して萌芽更新を目指せばいいだろうということになりました。



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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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