ピクニック広場の草刈りなど
【2025/12/25 更新】

ピクニック広場の草刈りなど
日 時)12月25日(木) 9:00〜12:00 曇
場 所)生田緑地 ピクニック広場(A05)、ハンノキ林(A07-02)
活動者)岩田臣生、伊澤高行、田村成美、廣瀬朗子


(上図)活動場所位置図

令和7年の年末の活動です。
里山の自然学校や里山倶楽部で活躍してくれている廣瀬さんが参加してくれましたので、ピクニック広場の草刈りは楽にできると思い、3人に任せてみました。
私は、なかなかできなかったピクニック広場東階段上の崖面のシラカシの伐採から始めました。
このシラカシは、直径8cmほどに育って、枝葉を広げ、崖面を暗くし始めていたので、植生変化が気になっていました。
ピクニック広場のヤブを伐採した時の目標植生はチョウの吸蜜源となる花の咲く草地でしたが、北向きの谷頭凹地であるため、なかなか思うような花が生育してくれません。
かつては、ナギナタコウジュが開花する秋もあったのですが、10年前に消えてしまいました。
現在は、タマノカンアオイ、アオイスミレ、トモエソウなどを保護しています。
草刈りを終えた後は、シロハラなどを観察できる冬の草地になります。







階段を通る来園者が殆ど無かったので、一人でも、伐採することは容易にできました。
この崖面は、しゃがまなくても園路から観察し易いので、観察会では多用していましたが、かなり様相が変わっていました。
伐採したシラカシの枝などを片づけてから、崖面裾部に茂っていたアズマネザサとシダを刈りました。
また、今年ナラ枯れ大木が倒れて薙ぎ倒したままになっていたアズマネザサなど、崖面に寝た状態でしたので、刈り取りました。
この崖の植生管理を始めた頃には、小さなタマノカンアオイが多数あったと記憶していますが、今回は見つかりませんでした。




草刈りは、落葉掻きもしながら、斜面の中程まで進んでいました。




私は、階段の広場側に育っていたシロダモを除伐しました。
前記のナラ枯れ大木が広場側に倒れた時には、階段の一部を破壊しましたが、その修理は済んでいません。
また、その倒木がメグスリノキの枝を折っていて、その枝がぶら下がったままになっていました。
そこで、生田緑地共同事業体から脚立を借りて来て、折れていた枝を伐り落とし、その材は広場北のカントリーヘッジに積みました。




草刈りと同時に落葉掻きも行っていましたが、その落葉は谷壁裾の落葉溜めに運んでくれました。
昔は、萌芽更新地区下に作ってくれた落葉溜めに運んでいましたが、最近は、ここに積んで、腐葉土にしています。





済ませておきたかった樹木の除伐やアズマネザサ刈りが済んで、斜面の草刈りも順調に進んでいる様子でした。
また、昨夜はしっかり降雨があったはずでしたので、水辺保全活動に取り組んでいるハンノキ林の水辺を観察しに行かせてもらうことにしました。
ピクニック広場からは近いので、短時間で往復できると思ったのです。

期待した通り、ほぼ全ての水溜まり穴に水面が広がっていました。

一昨日の活動で掘り広げた穴には、澄んだ水が広がっていましたが、水深は浅そうです。


合流部の3つの穴(03、05、06)には、水深 60cmほどに、やや白濁した水が広がっていました。


ハンノキ林東地区(A07-11)の西側下に里山倶楽部で掘った穴にも水面が広がっていましたが、白濁していました。



 11:47 気温 13.9℃、湿度 61.6%

ピクニック広場に戻りました。








かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation

/