ハンノキ林の水辺再生
【2025/10/9 更新】

ハンノキ林の水辺再生
日 時)10月9日(木) 9:00〜12:00 曇 風
場 所)生田緑地 上の田圃(B06)、ハンノキ林(A07-03)
活動者)岩田臣生

上の田圃
前回10/7(火)の結果を確認するために、上の田圃に行きました。
導水路には少ないながら水があったのですが、上の田圃の堰を越える水は無く、下の段の外周の溝は水涸れしていました。
上の段の堰の近くあった水漏れ穴は塞ぎました。

田圃の上側の水路からの点検が必要な状態ですが、水路はミゾソバに完全に覆われていました。
上の段には少ないながら、水があるので、田圃の改修は後日にして、この日は、ハンノキ林の水辺再生を行うことにしました。

田圃の隅に、マユタテアカネがいました。


ハンノキ林



一昨日、10/7(火)に掘った地点04の穴の状態を確認しました。
穴の底に僅かに染み出していた水が少し溜まっていました。

地点02の穴にも、少しながら水がありました。

地点01の水は、減少したままの状態でした。

そこで、地点04の穴を2倍に広げました。
周囲から染み出す水の量がt増えたとは思えませんでしたが、水面は広がりました。

次に、地点02の水溜まりを広げました。

それから、地点03の状態を確認しました。
9/23(火)に掘り始めた時には僅かにあった水が完全に消えていました。

地点03から地点02を見ると、この間にも1点、穴を掘った方が良さそうです。

地点03に考えていた堰の上側の土掘りを行いました。
崩れた飯室層の様な緑灰色の粘土の層になっても、水の気配がありませんでした。
更に掘って、地上から50cmを越えた辺りから、水が染み出し始めました。
最初に、堰づくりのために置いた土嚢は浅すぎたことが分かりました。
こんなに大量の土が積もっていたのかと驚きました。



休憩してから、地点02、04に戻って、少し手を入れました。



地点03に戻って、少し手を入れて、この日の活動を終えることにしました。


水辺に戻したい場所には、ツリフネソウやミゾソバが咲き乱れていますが、これらを刈って、地表 30〜50cmの土を取り除かなければならないことが分かりました。
最近の活動で掘っている点的な穴を繋ぐ線が、つくろうとしている水辺の主要な流路にできると思っています。

かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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