生田緑地の生物多様性保全活動


ハンノキ林南端地区のアズマネザサ刈りなど  
日時:2025/2/4(火) 9:00〜12:10
活動参加:岩田臣生、伊澤高行
場所:生田緑地 ハンノキ林南端地区(A07-01)

(上図)この日の活動場所

谷戸のアズマネザサ刈りは、年末にピクニック広場を行い、少しずつ、北に向かって降りてきました。
今回は、ハンノキ林南西端のアズマネザサ刈りを行いました。
目標は、ヤクシソウなどの草本が咲く草地です。
ここのアズマネザサは、桑切鎌で簡単に刈れるのですが、時間だけはかかる、余り楽しいとは言えない活動でした。
木道沿いなので、来園者は多いのですが、挨拶して、お疲れ様と声をかけてくれた人は一人だけでした。
木道脇の樹木は、木道上の通行や、眺望の邪魔をすることになりそうな樹木は低く伐採するようにしました。



ハンノキ林東南地区(A07-11)のナラ枯れ大径木の伐採を行った時に積んでおいた伐採材は、かなり枯れて腐植していました。
これも少しながら、刈ったアズマネザサと一緒に、中央の水路に放り込んで、上の池からの流れ出しを止める材料に使いました。


ハンノキ林南西端地区のメギは、すっかり大きくなって、高さ1.5mほどになっていましたが、その上に、 ツルニンジン(ジイソブ)のドライフラワー化した果実が載っていました。
夏期は、多様な植物が繁茂していて見えなかったので、消えたかと思っていましたが、人知れず咲いていたようです。
メギの茂みの中には、赤い、乾しブドウのようになった実も、数個残っていました。




アズマネザサの茂みの中には、モミジイチゴも生えていました。
増えてしまったミヤマカンスゲは、できるだけ、刈るようにしました。





予定した南西端地区のアズマネザサ刈りを終えたところで、この北側にある水溜まりを観察しました。
昨年、この水辺にハンノキが5〜6本発芽していたので、これを育てたいと思って、ミヤマシラスゲを刈って、陽当たりを良くしておいたのです。
ところが、この10cm足らずのハンノキが、全て、跡形なく、消えていました。
ショックでした。
何があったのでしょうか。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation