生田緑地の生物多様性保全活動


ハンノキ林南東端の小径木伐採とアズマネザサ刈りなど  
日時:2025/1/28(火) 9:00〜12:00
活動参加:岩田臣生
場所:生田緑地 ハンノキ林南東端

(上図)この日の活動場所

この日は、萌芽更新地区北端部のツリバナを確認してから、 ハンノキ林南東端のデッキ下のモミジ、コブシ、キブシ、ヤマグワ又はヒメコウゾ、ムラサキシキブ又はヤブムラサキなどの小径木伐採とアズマネザサ刈りを行いました。
小径木と言っても、高さ5mを超えているものが、10本ほどありました。
この辺りは、谷戸の湧水が染み出し始める場所の一つで、狭い急斜面の下は、ミヤマシラスゲが生えています。
ハンノキ林南端部は、ハンノキ林の保全活動を始めた18年前は、アカメガシワ、ヤマグワ・ヒメコウゾ、アオキ、アズマネザサなどのヤブでした。
これらを除伐して、ハンノキの稚樹を植えたりしましたが、周囲の大木のお蔭で暗かったのか、また蛾類幼虫の食害などのため、3本が枯れました。
枯れずに残った2本も、なかなか成長してくれませんでしたが、ナラ枯れが始まってから、根元に近い方からの萌芽が見られだしました。
ハンノキ林南端地区も、少しは明るくなったようです。
この南東端の斜面も、実生小径木を伐採して、明るくすることで、草本を楽しめるようになるのではないかと思います。
この日の活動中に観察できたのは、アズマネザサの外、ジャノヒゲ、シダ植物、キヅタなどだけでした。







ヤブムラサキの稚樹に絡んで、ノササゲの実が残っていました。


生田緑地整備事務所裏に野鳥が群れていました。
観察を始めたら、次々に飛び去りましたが、逃げない野鳥がいたので、写真を撮りました。
シロハラでしょうか。



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