生田緑地の生物多様性保全活動

湿地地区のハンノキ伐採、萌芽更新地区のアズマネザサ刈り  
日時:2025/1/23(木) 9:00〜12:00
活動参加:岩田臣生、伊澤高行、田村成美、鈴木潤三(10:00〜12:00)
場所:生田緑地 湿地地区、萌芽更新地区

今朝の生田緑地整備事務所裏のエノキには、10羽を超えるイカルが集まって、エノキの実を食べていました。
今月の「poster生田緑地の生物」には、野鳥班から提案されたイカルを掲示していただきましたので、このタイミングの良さに感心させられました。




(上図)この日の活動場所

この日は、里山倶楽部の活動を通して樹木の伐採に慣れている伊澤さんが参加してくれたので、 湿地地区1段目に残してあったハンノキの伐採を行なうことにしました。
このハンノキは、当該地区の湿地化を進めたことで、ハンノキの種子が発芽して、育ったハンノキですが、 竹林下デッキの目の前で、ミドリシジミを観察するのに都合の良いハンノキでした。
しかし、直径20cmを超えて、ミドリシジミの利用が確認できなくなりました。
どうも、若いハンノキの方を好むようなのです。
樹冠が大きくなって、湿地地区を暗くするようにもなっていましたので、萌芽更新して、若返りさせることにしました。




伐採したハンノキの枝は、ミドリシジミの卵があるかも知れないと思い、ハンノキの幼木の間に積みました。





湿地地区2段目と3段目の間で大きく育っていたサクラの伐採も行いました。


湿地地区のハンノキの伐採を終えましたので、1/14(火)から行っていた萌芽更新地区のアズマネザサ刈りの続きを行いました。
萌芽更新地区北端部は、ハンノキ林東側地区のナラ枯れ大径木伐採およびアズマネザサ刈りの最後に、萌芽更新地区北端部の斜面の手入れを行ったのが最初の活動だと思います。



合わせて、ハンノキ林南端部のアズマネザサ刈りも行いました。


見上げると、イヌシデの実でしょうか。
青空を背景に、この木だけが、沢山の実をつけていました。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation