生田緑地の生物多様性保全活動


湿地のアズマネザサ刈りなど  
日時:2024/4/4(木) 9:00〜12:00 曇
場所 生田緑地 湿地と上の田んぼ
参加者 鈴木潤三(10〜12時)、田村成美(9〜12時)
この日、岩田は成城みつ池緑地の見学会に参加していましたので、活動は二人に任せました。
この活動報告は、田村が担当してくれました。
 
1番上の田んぼの水漏れ修理
曇りで湿度高く、作業をすると暑いくらいの気温でした。
取水口のパイプの詰まりを取ってから、土嚢の左右にある大きな穴を、稲藁と泥で塞ぎました。
流入量が多いのですぐにオーバーフローし始めました。
他にいくつも穴があったので、稲藁が足りない分、稲科の枯れ草や枯れたスゲも使い塞ぎました。


湿地南端のシロヨメナの保護のためのアズマネザサ刈り
園路沿いの、湿地面より少し高いところに生えているシロヨメナの保護のため、アズマネザサ刈りをしました。シロヨメナは、東側斜面に多く生えているようでした。


湿地東側の園路沿いのアズマネザサ刈り
湿地東側の水路と園路の間と、水路に沿って反対側のアズマネザサ刈りをしました。落枝や枯れたカナムグラのツル、流れてきた土砂で倒れたササも多く、起こしながら刈りました。カナムグラやツリフネソウの双葉が出ていました。


その他
下の田んぼは水量も多くオーバーフローしていました。
木道沿いに育っている山桜は満開で、散り始めていました。

ハンノキ林の間に生えているマユミに毛虫がたくさん付いていて、同じ葉にハラグロオオテントウがいました。
この毛虫は、ミノウスバという蛾の幼虫です。(岩田)

萌芽更新地区の階段途中に、ケマルバスミレが咲いていました。

近くに駆除対象になっているシラユキゲシが、群落を作っていて咲き始めていました。

谷道の右側斜面にナガバノスミレサイシンの群落があり、花が数輪咲いていました。ランナーが出ていました。

事務所へ上がる階段右側の急斜面と斜面最上部に、アオイスミレが生えていて、ランナーが確認できました。花は咲いていませんでいた。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation