生田緑地の生物多様性保全活動

環境省モニタリングサイト1000里地調査中大型哺乳類調査定点カメラ回収、上の田圃周辺の水辺保全、カナムグラ刈りなど
日時:2020/9/15(火) 10:00〜14:00 
場所 生田緑地 中央地区(桝形山〜城山下谷戸〜上の田圃地区)
参加者 岩田臣生

8/4(火) に設置した里モニ哺乳類調査の定点カメラを回収しました。
桝形山の門付近のゴンズイが紅い実をつけていました。


2 台の定点カメラの回収を終えてから、谷戸の柿の木の下で小休止しました。
梅畑広場には、カナムグラも繁茂していましたが、ベンチ付近には、キンミズヒキが咲いていて、辺りを明るくしていました。

3 台目の定点カメラの回収には、咲き始めたツリフネソウを掻き分けて行かなければなりませんでした。
カナムグラが雄花を伸ばし始めていましたので、これを刻み刈りしながら進みました。

谷戸の合流部の奥には、オオブタクサが残って、開花していましたので、これは刈りました。

また、田圃から出てきた水が、水路途中で消えて、田圃下の池は干上がっていましたので、この水漏れを素手と長靴で補修して、水を流しました。
ツリフネソウが咲き始めた草地に入っている怪しい男がいると思ったのでしょう、木道の上から、「何をしているのか」と問いかけられました。
仕方なく、どんな活動をしているのかを説明しました。
この日の目的であった定点カメラの回収を終えたので、一休みして、辺りの観察を行いました。
水路に水が流れたら、オオシオカラトンボ♀が飛んで来て、水辺の草に止まっていました。
田圃の稲は頭が重くなったためなのか、強い雨に打たれたためなのかも分かりませんが、倒れているイネが増えたように感じました。

木道沿いに繁茂したジュズダマの葉が虫に喰われていたので、覗いてみると、クロコノマチョウの幼虫が食事中でした。
クロコノマチョウだけを優遇する管理は適切ではありませんから、田圃の畦のジュズダマは少し刈った方が良さそうです。

田圃の周囲のツリフネソウも咲き始めています。
初夏に刈り残してしまったヨシ、オギ、セイタカアワダチソウなども大きくなっていました。


  かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation