生田緑地の生物多様性保全活動

芝生広場上雑木林の樹木調査
日時 2020/7/20(月) 10:30〜13:30 32℃
場所 生田緑地 芝生広場上雑木林地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美

芝生広場上雑木林は、今秋には、伐採更新目的の伐採を開始する予定です。
この伐採更新については、可能な限り、活動を公開して進めたいと考えています。
伐採は皆伐ではなく、状態の変化を観察しながら、少しずつ進めたいと思います。
そのために、斜面の中の場所(位置)を表現することができるようにするために、主要な樹木の位置関係を表現したマップをつくっておきたいと考えました。
最近の里山倶楽部において樹間を測る活動を行いましたが、自宅での図化作業が上手くいかなかったので、不明のことを調べながら図化できるように、現地で図化作業を行うことにしました。
木々の間に見える空に、上昇気流に乗って、ゆっくりと飛ぶ猛禽の姿を眺めたり、幼鳥の声を聞きながら、距離を測って、図化する作業を行いました。
ただ、用紙の上に滴り落ちた汗をタオルで拭き取りながらの作業でした。
林内のヤマユリは開花終盤を迎えていました。

雑木林に向かう尾根上のコナラは、カシノナガキクイムシに蝕まれて、ナラ枯れが進んでいました。
カシノナガキクイムシの穿孔が 3 m程の高さまで広がっているコナラの中には、点々と広がって、カナブンが吸汁しているコナラもありました。
尾根路の柵の上に、クモバチとも呼ばれるオオモンクロベッコウがいました。





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