生田緑地の生物多様性保全活動

田圃や水流の保全、アズマネザサ刈りなど
日時 2020/2/20(木) 10:00〜12:30 曇、17℃
場所 上の田圃 B06、竹林下水流 A08-1、湿地地区 B05
参加者 岩田臣生、鈴木潤三

上の田圃の下の段の水が涸れかけているという連絡があったので、アズマヒキガエルの繁殖のために湛水しておく活動をすることにしました。
田圃の周囲を調べてみると、田圃の排水堰の下から出て来る水が多いことが分かったので、堰全体のつくり替えを行うことにしました。
そこで、まず新たに追加する土嚢を 4 袋つくっておいてから、排水堰の土嚢を全て取り外して、底面を確認し、置く位置と土嚢の形状を比較検討しながら、 一段一段積んでは水漏れの無いことを確認して積み重ね、堰の改修を終えました。
湛水は確認していないのに、この日の活動目的は果たしたという満足感がありました。



田圃下につくっていた水路には、水のある場所と無い場所ができていました?ので点検して、数ヶ所に開いていた径 4cm程の水漏れ穴を塞ぎました。

下の田圃の状態も確認しましたが、前回補修した土嚢堰は機能回復していて、田圃は湛水していました。


例年は 3 月に咲いている、谷戸の梅畑の梅が数輪咲き始めていました。


竹林下水流の状態も確認しておくことにしました。
水流は安定してきましたが、途中で水が消えている場所があったので、補修しました。


湿地地区の入口部にも水漏れ穴ができて、湿地地区内に水が流れていませんでしたので、これを塞いでから、アズマネザサ刈りを行いました。


また、湿地地区南端部のシロヨメナ群落部分のアズマネザサ刈りも行いました。
枯れたシロヨメナが残っている一方、新たな発芽、展葉も始まっていました。
また、この辺りでも、少ないながら、ジロボウエンゴサクの葉を見つけることができました。
近くには、ミヤマカンスゲが開花盛期を迎えて、黄色い花粉を際立たせていました。


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation