生田緑地の生物多様性保全活動、

環境省モニタリングサイト1000里地調査
中大型哺乳類調査

生田緑地は、2008年に環境省モニタリングサイト1000里地調査の一般サイトに登録され、第 2 期調査から、特定非営利活動法人かわさき自然調査団が、植物相調査、鳥類調査、中大型哺乳類調査、 ホタル調査、水環境調査、そして人為的インパクト調査を行うことになりました。
人為的インパクト調査は負担が大きかったため、第 2 期、第 3 期調査は行いましたが、第 4 期調査は辞退させていただきました。
水田ビオトープ班では、現在、このうちの中大型哺乳類調査、ホタル調査、水環境調査を担当しています。

定点カメラ設置
日時 2019/6/17(月) 14:00〜17:30 晴、弱風、27℃
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生

中大型哺乳類調査は、5〜10月に定点カメラ 3 台で撮影した写真を同定して記録します。
定点カメラは現在、概ね、1ヶ月半を目安に設置して撮影しています。
この期間に、草などが成長繁茂することがない場所、日溜まりができ難い場所、カメラの設置・回収が安全にできること、獣道が明瞭であること、園路からカメラを見つけ難いこと、 カメラ設置が容易な樹木があること、等々を考えて、設置しています。
この日は今年 2 回目の設置なので、年間の調査実施範囲を広げることを考えて、設置場所を探しました。

1 台目は定点Aとしました。
細い尾根筋のコナラ林ですが、少し暗いため、アズマネザサが繁茂していません。地表には、テイカカズラの幼木が広がっています。
獣道が明瞭であり、過去には寛いでいるタヌキが撮影されています。
傍らの樹木に、ヒゲコメツキ♀ がいました。

2 台目は、桝形山西の定点Oにしました。
獣道は雨に洗われて、新しい足跡の確認は困難でしたが、桝形山の頂部付近に設置したいと考えて決めました。
設置した場所から下方、谷底にかけた急斜面にはアズマネザサが大きく繁茂していました。

3 台目は、桝形山〜飯室山地区にと思って、久し振りにヤブ漕ぎを繰り返して、獣道を歩きました。
なかなか決められないまま時間ばかりが過ぎてしまったので、定点 V の近くにで、使用頻度が高いと思われた獣道に設置しました。


ホタル調査
日時 2019/6/17(月) 19:00〜20:20 晴、26.5℃〜23.1℃
場所 生田緑地ホタルの国
参加者 岩田臣生

ホタル調査は、ホタルの国の活動と合わせて行うことにしました。
今年は、既に、6/14(金)、6/16(日)に行っていて、6/14 は 35、6/16 は 65 を数えましたので、翌日の出現数を知りたいと思いましたので、ホタル調査を行いました。
入国者のマナーは良く、注意する必要は感じませんでした。
どこかの老健施設が、数人の老人を連れて来ていました。


ホタル出現数 39
入国者数 300

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation