生田緑地の生物多様性保全

谷戸のモニタリングと希少種保護のためのアズマネザサ刈りなど
日時 2019/1/8(火) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 芝生広場西雑木林、ヨシ原地区、下の田圃地区、上の田圃地区、湿地地区、ハンノキ林、ピクニック広場地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美

2019年正月の活動始めは、暫く状態を見ていなかった早春に咲く希少種の保護のためのアズマネザサ刈りと谷戸の各地区の状態をモニタリングすることにしました。
生田緑地整備事務所裏から芝生広場に降りる尾根の樹木は折れて、いつ落ちて来るか分からない状態のコナラが何本もありました。
木々が葉を落としている、この季節、よく視認できます。
一年、折れ枝を落とさずにいるかは不明です。
折れた所で伐採したくても容易に木登りができるようなコナラではなさそうです。
樹齢からも、活力度からも萌芽更新は困難と思われますが、林内の活動の安全のためにも、またカシノナガキクイムシが生田緑地にも侵入したことを考えると、 弱っているコナラの伐採更新は考えなければならない課題だと思います。
芝生広場西雑木林地区でも、思い切って、伐採更新を考える必要があるかも知れません。

毎年の開花状況から、アズマネザサ刈りが必要な範囲を刈りました。

湿地地区の水は少ないながら、冬であることを考えれば充分な流れでした。
辺りでは、ヤマガラ、シジュウカラなどのほか、更に小さな野鳥が素早く飛び交っていました。

上の田圃は湛水しているものの、アズマヒキガエルが集まる前には、もう少し水深を確保しておきたいところです。

ヨシ原の池には薄氷が張っていました。

ピクニック広場で、園路沿いのアズマネザサ刈りを行いました。
前任の指定管理者はテーブルベンチなどが使い易いように、テーブルトップの清掃やベンチ周りの草刈りなどに配慮してくれていましたが、現指定管理者は放置しています。
酷い状態だったので、テーブル周りの大きなアズマネザサだけは刈りました。

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