生田緑地の生物多様性保全

オダの立て直し
日時 2018/10/1(月) 10:00〜14:00 晴
場所 生田緑地 上の田圃地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美

台風24号が通過したので、昨日稲束を掛けたオダは倒れて潰れているだろうと思い、オダを立て直すために生田緑地に出かけました。
谷戸に降りたところでナガサキアゲハ(メス)に出会いました。
翅を傷めたのか、弱弱しく、近くに飛んできました。

園路には沢山の落枝、落葉が散乱していました。

ハンノキ林では、移植したハンノキの幼木が根元から倒れていました。
また、折れて落ちている大きな幹や枝が多数ありましたが、これらの手当は後日のことにすることにしました。
上の田圃地区では、思った通り、オダが潰れていました。

今回使用していなかったオダが一本ありましたので、潰れて地面に寝ていた稲束を、この未使用のオダに掛けておいて、倒れていたオダを立て直しました。

次はこの立て直したオダに稲束を掛けて、次のオダの立て直しを行いました。

これを繰り返して、全ての稲束を掛け終えましたが、細い稲束で、縛り尻を茎側に入れてある稲束の中に束ね方の弱いものが多数あり、束ね直す作業も行いました。

オダの立て直しを終えてから、稲刈り後の田圃を見て歩きました。
上の田圃の水辺付近には、マユタテアカネが 6〜7 個体観察できました。
今年はなかなか出会えなかったので心配していましたので、嬉しい一時を過ごしました。
他には、オニヤンマ、アキアカネ、シオカラトンボ、ツマグロヒョウモン、イチモンジセセリなどが、稲刈りを終えた田圃の辺りを飛んでいました。
このツマグロヒョウモンも、ナガサキアゲハ同様、南方系のチョウです。



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