生田緑地の生物多様性保全

カナムグラ刈り
日時 2018/9/27(木) 10:00〜12:00 小雨
場所 生田緑地 下の田圃地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美、田村成美、細川洋子

昨日の雨は生田緑地にも大量の降雨をもたらしてくれて、谷戸の水流は久し振りの大流量になっていました。
ハンノキ林上の池にも、勢いよく湧水が流入していて、池の水は澄みきっていました。
ただ、誰が持ち込んだものか、そこにはフナが泳いでいました。

毎年泥上げをして、開放水面を確保しているハンノキ林内の水流にも多量の水が流れていました。
林床を明るくした効果が出てきたのか、水際のミヤマシラスゲが勢いを増していました。

上の田圃地区の草地では、ツリフネソウの花が盛期を迎えていました。

下の田圃地区では、遅れていたオオミゾソバが咲き始めていました。
この日は、ツリフネソウやオオミゾソバの繁茂している草地を覆うように雄花を咲かせているカナムグラを刈りました。

隣接する民有地側の草地のカナムグラも刈りました。

下の田圃の排水堰を出る水が流れることができずに盛り上がって溢れていましたので、水路上を覆っていたオオミゾソバを両側にどけて、 流れを滞らせていた根茎を除きましたが、水の勢いはなかなか治まる気配がありませんでした。
下の田圃のイネの穂が水に浸かっているのは気になりました。
稲刈りをしてしまうべきだったかも知れません。
しかし、この田圃は深いので、朝から「今日は入るぞ」という気持ちで出てこないと、急な対応で入る気にはなれませんでした。

木道も草もしっかり濡れて、時々雨粒が落ちて来る天気でしたが、カナムグラ刈りを楽しみました。


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