生田緑地の生物多様性保全活動、

希少種保護、モウソウチク除伐活動の準備としての
アズマネザサ刈り


日時 2017/5/2(火) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 
参加者 岩田臣生、田村成美、森 正徳

里山倶楽部で活躍してくれていた富士通の森さんから、5/1〜5/7に参加できる活動はないのかと相談されたので、かわさき自然調査団に入団してもらって、水田ビオトープ班の活動に参加してもらうことにしました。
水田ビオトープ班は 5/2(火)、5/4(木)に活動予定でした。5/6(土)は里山倶楽部Aの予定です。

生田緑地整備事務所裏では、キビタキが頻りに囀っていました。
野鳥の繁殖期ということで、雑木林の活動は躊躇われましたが、3人で、短時間、アズマネザサを静かに刈る程度なら大丈夫だろうと考え、 皆伐更新地区の状態をモニタリングするつもりで出発しました。

生田緑地整備事務所を出たところで、アオゲラの幼鳥? 3羽に出会いました。
園路から丸見えの木の幹を上ったり、園路の反対側の樹木に飛んだり、大丈夫だろうかと見ていたら、ヒマラヤシーダの高い所から、大きな一声があり、これが親鳥だと思わせられました。

枡形山広場は、大勢の親子の一団が半ば占領していましたが、○○先生という声が度々聞かれましたので、どこかの小学校か、幼稚園かのイベントの様でした。

皆伐更新地区の木々が育ってきたので、尾根上の園路からは、皆伐更新地区は見つけられない状態になっていました。
尾根沿いの大きなシラカシは、そろそろ伐採しても問題無さそうですが、急な斜面なので、安全に伐採できるかどうか、市民が活動すべきかどうかは疑問があります。

皆伐更新地区は、昨年末に、かなり思い切って、混み合っていた低木を伐採したのですが、実生木は枝葉を伸ばして繁り、一回り大きくなったように感じました。
林内を見渡すことは、もはや不可能で、いつも歩いていた道が全く分からなくなってしまいました。
今回、前半は、当該地区付近の希少種保護のためのアズマネザサ刈りを行いました。
ここは、今まで、殆ど手を入れていませんでしたので、太いアズマネザサが密生していました。


その活動を終えてから、区域東側の雑木林に移動し、秋に予定しているモウソウチクの除伐が容易にできるように、林床のアズマネザサ刈りを行いました。
あちこちに、タケノコが煙突のように立っていましたので、15本ぐらい、ノコギリで伐り倒しました。
竹になってからでは、僅かの時間で、一人で、そんな本数を除伐することは、とても無理です。
普段、人が入らない場所なので、野鳥の繁殖期は避けるべきだと思いますが、2〜3人で、1時間程度、静かに伐倒するだけなら、大きなインパクトにはならないような気がします。
雑木林に侵入したモウソウチクの除伐は、枝葉を茂らせる前の大きなタケノコ状態の時に除伐する方法が良さそうだと思いました。


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation