生田緑地の谷戸の生物多様性保全活動
観察モニタリング


日時 2017/1/6(金) 11:00〜13:00 晴
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生、岩田芳美

1/8 予定の生田緑地観察会(里山の自然)の下見も含めて、久し振りに生田緑地に出てきて、観察モニタリングを行いました。
先ずは、倉庫にたまっていた籾殻を2袋持ち出して、キクザキイチゲのポイントに撒きました。
効果の程は不明ですが、試してみることにしました。
当該生育地のアズマネザサは、疎らではあるものの、刈った方が良さそうです。

また、イチヤクソウのポイントにも、撒きました。

マンリョウの実は、野鳥には好まれていないようです。
他の木の実は殆ど見られなくなっているのに、マンリョウの実は残っていました。

年末は生田緑地に来ることができませんでしたので、気になっていましたが、上の田圃は、理想的な状態で、湛水していました。
枯れたジュズダマが気になって、木道沿いは刈りました。
田圃には、この日も、キセキレイが来ていました。
田圃の一部に薄い氷が見られました。

右岸の水流から水を引いて湿地化を試みている場所には、辛うじて水溜まりができていましたが、 草地の中央部のオギのある辺りには、水溜まりがありませんでした。
ここに枯れたオギの繁みと浅い水溜まりがあると、冬鳥を観察できるポイントになるだろうと思っています。

ホタルの里整備事業で造られた中央の水路は、鉄バクテリアの鮮やかな活動の痕跡が残っていました。

下の田圃の水は低水位になっていました。排水堰の高さが低かったようです。
枯れヨシの繁みには、アオジやシジュウカラが出入りしていました。

湿地の繁みには、アオジがいました。
水は良好な状態にありました。

谷戸を出た階段の手摺りに、イチモジフユナミシャク♀?が見つかりました。

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