生田緑地の谷戸の自然保全活動



湿地の水辺保全、梅畑のセリバヒエンソウ駆除、下の田圃のヨシ刈りなど

日時 2016/4/14(木) 10:00〜12:30 小雨
場所 生田緑地 湿地、梅畑、下の田圃
参加者 岩田臣生、鈴木潤三、田村成美、細川洋子

湿地2段目
湿地1段目から2段目に落ちた水が側方にできた穴から漏水することを防ぐために土嚢を二つ置きました。
これが最も簡便な方法だと思いました。
昨夜からの雨で湧水の流量が増えているので、多少の漏水など問題にならない状態ではありますが、これで2段目の水は確保されると思います。
後は 2段目の攪乱を行って、ヨシなどを除草しておけばいいと思います。


湿地 3段目にも大量の水が流れ込んでいて、末端部の水溜まりの水位が上がっていて、排水路の土嚢堰の所まで水が来ていました。
そこまで届いていながら溢れていないので、土嚢堰を少し内側に移動したところ、土嚢堰の真下に大きな穴が開いていました。 この穴は踏み潰して、新たな堰には土嚢を二つ追加しました。
この水溜まりは、湿地内で流された生物を受け止める場所として考えています。


梅畑
梅畑では、セリバヒエンソウの駆除を行いました。
セリバヒエンソウは簡単に抜ける草ですが、量が尋常ではありません。
また、発芽から開花、結実までの期間が短いため、同じ場所で、何度も繰り返して行わなければ、効果が現れません。


下の田圃付近
下の田圃の奥と上側のヨシの除伐を行いました。


小雨の中、ヤトセスジジョウカイが木道端にジッと動かずにいました。


帰り道、林内に、シラユキゲシが咲いていましたので、これは駆除しました。

ジロボウエンゴサクが咲いていました。
神奈川県植物誌2001によると「県内では全域にやや普通である」、「夏は地上部が枯れて、翌春までの長い間を地下で過ごす”春植物”である」とありますが、 同誌にある採集地図では、生田緑地での記録はないことになっています。


ヤマグワの花が雨に濡れていました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation