生田緑地の谷戸の自然保全活動



ホタルの国 蓄光目印貼り
日時 2015/5/28(火) 11:00〜14:00 晴
場所 生田緑地 
参加者 岩田臣生、岩田芳美

ホタルの国の蓄光目印貼り作業を始めることにしました。
用具や目印を探し出して、作業をしながら、状態を確認しておくことにしました。
併せて、木道沿いのアズマネザサなどを刈り取っておくことにしました。


オカウコギの花が咲いていました。


湿地の水の状態を観察しました。 水流の流量が非常に少なくなっているため、水溜りが消えかけています。
それでも、シオヤトンボ♂やオオシオカラトンボ♂がいました。

ウツギの花が終わりました。
吸蜜できるのか分かりませんが、ツゲの花にハチ類が少し来ていました。

台風で巣を落とされたスズメバチは、余り離れていない、丈の低いアズマネザサの茂みに新たな巣をつくっていました。
通りかかった時に羽音で気が付いたもので、ここでも大きくなったら危険ですが、巣の外側に姿が見えていましたので、手を出せませんでした。


上の田圃の水は良い状態でした。
カルガモが2羽、畦の上で寝ていました。
傍まで行くと飛び去りましたが、割れた卵が残っていました。 カラスにでも襲われたのでしょうか。
上の田圃の下の段は複数個所で水漏れを起こしていました。
ただ、ここへの水の流量はそこそこあるようで、水面は広がっていました。 早い時期に補修しなければならないと思います。

ハグロトンボ♀がいました。
下流から遡ってきたものと思います。
少しの間、明るい場所にいましたが、やがて水流沿いの暗がりに姿を消しました。

林縁の草の葉上にアゲハモドキがいました。
アゲハモドキはジャコウアゲハ♀に似た姿をしている蛾ですが、触覚を見れば蛾であることは直ぐに分かります。
羽化後間もないと思われる綺麗な個体でした。

サビキコリも出始めたようです。


帰り道、水辺からだいぶ離れた場所でヤマトクロスジヘビトンボを見つけました。
羽化に失敗したのか、何者かに襲われたのか、翅が傷んでいました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation