生田緑地の谷戸の自然保全活動



ホタルの国の蓄光目印貼り
日時 2014/6/4(水) 11:30〜16:00 曇
場所 生田緑地 萌芽更新地区〜北の案内所〜谷戸の降り口
参加者 岩田臣生

5日(木)に蓄光目印貼りの続きを行う予定でしたが、雨になるとの天気予報となったため、急遽、済ませてしまうことにしました。 雨で濡れると貼れなくなってしまうためです。
南の案内所になるデッキのところまで済ませたところで、お弁当にしようとしていると、どこかの大学の学生20人ぐらいが先生に引率されてやってきました。 どうやら授業のようでしたが、フィールド学習だというのに、学生たちは眠そうで、静かで、元気のない不思議な集団という感じでした。
先生の説明も魅力的ではなかったのかも知れません。
作業している傍らを通る来園者はだいたい挨拶をしていきますが、この集団は黙り込んでいて、先生も挨拶はなく、私たちが今年1月に伐採したコナラを、去年伐採したコナラです...と説明していました。
ハンノキ林を抜けたところにオニシモツケが白い花を咲かせています。 この時期、他にはドクダミが咲いているぐらいなので、かなり目立ちます。
神奈川県植物誌には記載がありません。 中部地方以北の本州、北海道の山地や沢沿いなどに自生する植物ですから、 昔の北部公園事務所の所長さんたちが川崎の尾瀬をつくろうとして持ち込んだものの一つでしょう。 ミズバショウ、ザゼンソウ、シャクナゲ、そしてオニシモツケ、生田緑地には記録が残っていないので、はっきりしたものは記録しておくべきだと思います。
さて、田圃の前を通れば、苗が気になります。 どうやら根付いたらしく、苗は上に向かって伸び始めたようです。 カルガモによる被害は鳥よけテープが2本切られていた程度のようです。 シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシはだいぶ大きくなりました。
一人で作業していると周囲を観察する余裕がありませんが、帰り道、ハンノキやコナラの枝先を素早く飛ぶ小さなチョウが観察できました。 また、ラミーカミキリがアオカラムシの葉上にいました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation