生田緑地の自然保全活動


アズマネザサ刈りなど
日時 2014/2/18(火) 10:00〜12:30 曇後晴
場所 生田緑地枡形山広場周囲 
参加者 岩田芳美、細川洋子

枡形山入口のマテバシイの枝が今回の雪で折れていました。緑地の中の至るところに折れた枝がそのままの樹木がありました。後始末には時間がかかりそうです。

枡形山広場には雪が残っていましたが、前回の大雪で延期をした○○○○○○保護のためのアズマネザサ刈りを行いました。
雪はアズマネザサの上にも載っていますから、先ずは手箕で雪を除けてから、桑切鎌で刈ることにしました。この雪かきが思いの外に手間取り1時間ほどの作業となりました。
ササ刈りをしながら、落枝を片付けたり、溜まった落葉をかき集めたりと途中の休憩も忘れての作業となりました。



木道の除雪
日時 2014/2/18(火) 10:00〜13:20 曇後晴
場所 生田緑地 稲目谷戸 
参加者 岩田臣生

積雪のある状態での活動は常緑樹の間伐ぐらいだと思っていますが、15日の降雪後初めての活動のため様子が分かりません。
谷戸の降り口には、雪があるので通行を遠慮して欲しいという趣旨の看板が立っています。 大雪が繰り返されたので、自然探勝路までは手がまわっていないのではないか、降雪後、踏み固められた雪が凍って、滑り易くなっているのではないかと思いました。
雪が積もった雑木林も素晴らしいので、是非、歩いてほしいと思いましたし、実際、雪を楽しんで歩いている来園者も多いのです。
そこで、踏み固められて凍った雪の路を解消してから、少しだけ常緑樹の間伐を行うつもりで谷戸に降りました。

ピクニック広場付近で凍った雪を除雪していたら、キジバトが側にやってきて、地面を探っていました。 雪が積もって、地面が隠れてしまって困っていたのかも知れません。


野鳥班が野鳥調査をしていました。
この場所で観察できたのは、カラスとヤマガラだけだったようです。 さびしい限りです。


雪面に野鳥の羽が3本、落ちていました。 猛禽類が狩りをしたのでしょうか。



林内の積雪は特別多いとは思えませんが、浸み出してくる湧水は増えました。水が溜まってほしい所には水が湛えられています。


ハンノキ林の中では滑らないように慎重に歩いている来園者がいました。
陽光がさし始めて、急に気温が上がったように暑くなってきました。


梅畑の地面はぬかるみができていました。 ここは、手をつけない方が良いと判断して、先に進みました。
昔は普通にあった土の道であることを大切にしている部分です。 ぬかるみを気にするのであれば、一時的に、莚のようなものを敷くことで対応してもらいたいと思います。 但し、莚は耐久性がないので、何年間か使えるようなものを探す必要があると思いますが...。



アオジが5〜6羽、シロダモの茂みに飛んできました。 草の茂みが雪で潰されたためなのか、普段は見かけない場所での出会いでした。

田圃に入れた落葉はすっかり田圃に馴染んで、水面ができていました。 この程度湛水されていれば、アズマヒキガエルの産卵に支障はないでしょう。




ルリビタキやシジュウカラを見かけましたが、茂みから茂みへ移る時だけしか、姿を見せてくれませんでした。
カシラダカが1羽、オギの茂みに飛んできました。
このカシラダカは、帰りに通った時には、樹の枝に止まってくれて、暫く、観察させてくれました。




隣地からのモウソウチクは木道にかかったものは伐られていました。 倒れ掛かっているものなど、伐採を要するものはありましたが、4月初旬までに処理すればいいと思います。
時刻も13時になっていたので、持ってきた鋸は使うことなく、引き上げることにしました。
帰り道、ハンノキ林にはコゲラのドラミングが響いていました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation