生田緑地の自然保全活動　2013/9/20

生田緑地の谷戸の自然保全活動

モニ1000里地調査　中大型哺乳類調査定点カメラ設置
日時　2013/9/20(金) 11:00～14:00　晴
場所　生田緑地　
参加者　岩田臣生

今年5回目の定点カメラの設置を行いました。
前回からデジタルカメラを使用することになり、設置期間を40～45日ぐらいに変更することになりました。フィルム撮影の時にはフィルムに焼き付けられた日にちと時間だけでしたので、基本的には月初めに設置して月末に回収しておかないと年月が混乱する可能性がありました。デジタルカメラでは年月日と時刻が記録されていますので、電池の能力に制約を受けるだけになりました。この制約が概ね45日だそうです。
また、防水カメラになったことで、今までは透明フィルムでカメラを包む必要がありましたが、これが不要になりました。更に解像度も上がっていますので、印刷に耐える画像が撮影できるようになりました。
何よりも、デジタルプリントをしてくれるＤＰＥ店を探して、持って行くこと、取りに行くことが必要なくなったことで負担が軽くなりました。

11:20　カメラ№161　地点Ｂ
ここは2008年に調査を始めた頃は、近くに巣があったようで家族連れのタヌキが撮影されていました。それが、疥癬に罹患したタヌキが歩き回るようになってから、この家族はどこかへ移動したようです。
この日、地面には無数の落枝が散乱していて、通過する哺乳類は少なそうでしたが、今年の最終調査ということで設置することにしました。

広場の枯木にエビガラスズメが止まっていました。枯木の表面に溶け込んでいて、よく見ないと分からない状態でした。
辺りには矮小化したキンミズヒキ？が咲いていました。 7月に草刈をしているので、小さいのかと思ってしまい、よく観察していません。

12:30　カメラ№162　地点Ｏ
ここは今までの調査では一番うれしい結果を得ているところです。獣道がはっきりしていて、中型哺乳類の通過頻度も高そうです。
園路からの入り口の辺りにはタマゴタケがいくつも見られました。

13:40　カメラ№163　地点Ｕ
調査地点Ｕは、もう少し斜面を降った所なのですが、獣道がはっきりしない状態でした。そこで、この辺りで最も踏み跡がはっきりしていた園路から入って直ぐの場所まで戻り、設置することにしました。
戻り始めた所で、オオアオイトトンボ♀を見つけました。やはり、夏は樹林内で過ごしているようです。

カメラを設置するつもりで改めて観察すると、木漏れ日が気になりだしましたが、数本の獣道が交錯しているように思われましたので、設置してみることにしました。

モニ1000里地調査　中大型哺乳類調査定点カメラ設置日時　2013/9/20(金) 11:00～14:00　晴場所　生田緑地　参加者　岩田臣生今年5回目の定点カメラの設置を行いました。前回からデジタルカメラを使用することになり、設置期間を40～45日ぐらいに変更することになりました。フィルム撮影の時にはフィルムに焼き付けられた日にちと時間だけでしたので、基本的には月初めに設置して月末に回収しておかないと年月が混乱する可能性がありました。デジタルカメラでは年月日と時刻が記録されていますので、電池の能力に制約を受けるだけになりました。この制約が概ね45日だそうです。また、防水カメラになったことで、今までは透明フィルムでカメラを包む必要がありましたが、これが不要になりました。更に解像度も上がっていますので、印刷に耐える画像が撮影できるようになりました。何よりも、デジタルプリントをしてくれるＤＰＥ店を探して、持って行くこと、取りに行くことが必要なくなったことで負担が軽くなりました。 11:20　カメラ№161　地点Ｂここは2008年に調査を始めた頃は、近くに巣があったようで家族連れのタヌキが撮影されていました。それが、疥癬に罹患したタヌキが歩き回るようになってから、この家族はどこかへ移動したようです。この日、地面には無数の落枝が散乱していて、通過する哺乳類は少なそうでしたが、今年の最終調査ということで設置することにしました。広場の枯木にエビガラスズメが止まっていました。枯木の表面に溶け込んでいて、よく見ないと分からない状態でした。辺りには矮小化したキンミズヒキ？が咲いていました。 7月に草刈をしているので、小さいのかと思ってしまい、よく観察していません。 12:30　カメラ№162　地点Ｏここは今までの調査では一番うれしい結果を得ているところです。獣道がはっきりしていて、中型哺乳類の通過頻度も高そうです。園路からの入り口の辺りにはタマゴタケがいくつも見られました。 13:40　カメラ№163　地点Ｕ調査地点Ｕは、もう少し斜面を降った所なのですが、獣道がはっきりしない状態でした。そこで、この辺りで最も踏み跡がはっきりしていた園路から入って直ぐの場所まで戻り、設置することにしました。戻り始めた所で、オオアオイトトンボ♀を見つけました。やはり、夏は樹林内で過ごしているようです。カメラを設置するつもりで改めて観察すると、木漏れ日が気になりだしましたが、数本の獣道が交錯しているように思われましたので、設置してみることにしました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation