生田緑地の谷戸の自然保全活動




田圃にイネワラを運び、萌芽更新地区周囲の倒木や落枝の片付け、アズマネザサ刈り、
上の田圃の上側のヤマグワ、アズマネザサ刈り

日時 2013/2/9(土) 10:30〜14:00 晴
場所 生田緑地 萌芽更新地区周辺ほか
参加者 岩田臣生、岩田芳美

竹カゴに入れてあった刻んだイネワラを田圃に1回運んでおいてから、里山の自然学校や里山倶楽部の活動のために下見を行い、 その後、萌芽更新地区周辺のササ刈りなどをするつもりで谷戸へ降りました。
萌芽更新地区下の園路を歩いていると、園路沿いのつる草に絡まれたアズマネザサの茂みの中からアオジが2羽飛び出しました。 可愛い姿を見ると一気に下草刈りをするのは躊躇われますが、普通の来園者からは汚らしく見えるような状態になっています。

上の田圃への導水路に落葉がたまって流れが悪くなっていましたので、まずは、この落葉を取り除きました。
そして、イネワラを田圃に撒きました。

それから、ヨシ原まで様子を見に行きましたが、折れた竹が2〜3本倒れているほかは特に問題は無さそうでした。

ハンノキ林地区と萌芽更新地区の境界辺りに砂礫層の露頭があるのですが、これを誰かが削り落としていました。 コナラの根が益々掘り出されてしまいました。 砂礫を採取したのか、越冬中の甲虫が目的だったのか分かりませんが、何らかの対策が必要です。


萌芽更新地区周辺では、ニワトコの葉痕、オトコエシの種子が見られました。


萌芽更新地区上の園路際の放置された倒木は近くのカントリーヘッジに片付けました。


萌芽更新地区南側に散乱放置されていた倒木や落枝は支柱は無いもののカントリーヘッジ状に積んで片付けました。 これも一つの景観要素になると思います。

併せて、その周りの疎らなアズマネザサを刈りました。


萌芽更新地区下の園路沿いのアズマネザサや枯草を刈り取りました。


一度上で休憩してから、再度、谷戸に降りると、先程小さなカントリーヘッジを積んだ辺りにシロハラが出てきて、落葉の下から何かを啄ばんでいました。 丁度撮れた写真では、エノキの実?をくわえていました。


上の田圃の下の草地には 20羽以上のシジュウカラが集まって、地面から何かを採餌していました。


梅畑の梅が1本伐採され、草刈りがされていました。
そこで、梅畑と田圃の間の草地も一度刈り取らなければと思って、少し手をつけました。 細いヤマグワが無数に出ていました。
柵が壊れていますので、これも作り直さないといけません。 梅畑の草が1本も残さずに刈り取られたので壊れた柵が目立ちます。
ホタルの国の時の安全のために私たちが補強してから、私たちが作るのが当たり前になってしまいました。 材料は前年のオダに使ったモウソウチクを使っていますが、2年ぐらいしかもちません。 できれば、支柱の材料ぐらいは提供してほしいと思います。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation